F-04-83 ページ8
今日も業務が開始する。
私はメインルームに行く道すがらハンターと新入職員の事を話していた。
「楽しみですね!A先輩!だって新人が2人も来るみたいですから!」
「そうだね、楽しみだ。ここもさらに賑やかになる」
ハンターは昨日20時間業務であったも関わらず、元気そうだ。
そんなこんなでメインルームに着く。
新人2人はもう来ていたようだ。
黒髪の癖毛な女性が口を開く。
「は、はじめまして!…私は、ソボレギです」
そう言い、深々とお辞儀をした。
緊張していて表情がまるでへばりついているようだった。
そう考えていると、2人目の白髪の青年がソボレギの前にでる。
すると彼は大きく息を吸い…
「こんにちは!!!ジョシュアはジョシュアです!!!是非覚えて帰ってください!!!よろしく!!!」
元気すぎる。ハンターも声がデカイが彼よりも凶悪に声量が高い。
「よろしくね!!ソボレギ!ジョシュアッ!!!」
ハンターは張り合うかのように声を出す。
「えーと、これからよろしくね。こっちもまだ最近入社したばかりだけどわからない事とかあったら頼ってね、ソボレギ、ジョシュア」
私は軽く挨拶をして業務の話を切り出す。
「えっとね、さっそく今日のアブノマの話だけどね、管理人の話しによるとたぶんZAYINのようだよ」
新しいアブノマの事や、
「罰鳥は脱走するらしいので…」
注意事項を確認して作業命令を待つ。
『ソボレギ、F-04-83に愛着作業』
彼女がさっそく新しいアブノマの作業の指示を受ける。
「ぁ…い、行ってきます」
「お、肩の力抜いて、頑張ってね!」
ハンターは彼女に向かって手を振って送り出す。
私達も命令され次第作業へ行く。
ジョシュアが罪善さん、ハンターが罰鳥への作業へ向かった。
アブノマは今3体しかいないので私は暇だ。…少し嬉しい。
そうこうしていると、ソボレギがわたわたとした様子で帰って来た。
「あの!Aさん、さ…さっき私が相手したアブノマが妖精だったんです!」
彼女はアブノマの情報を伝える。
「妖精?それはファンシーだね!」
「そ、それでですね、攻撃は物理ダメージだったんですが…」
私は首を傾げる。メインルームに戻ってきたばかりの彼女は無傷だった。
「物理ダメージにしては怪我してないけど、まさか作業を完璧にこなしたの?」
「あ、いえ…たくさん失敗しましたが…な、何故か私の傷を治したんです、そのアブノマが」
へ…アブノマが傷を治すとは何故…?
53人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なっしん(プロフ) - インディゴのロボトミーコーポレーション好きさん» コメントありがとうございます!魔弾さん、とてもかっこいいですよね!はたしてこの投稿ペースで出せる日は来るのか……出したいですね(´・_・`) (2023年3月28日 22時) (レス) id: 422472f880 (このIDを非表示/違反報告)
インディゴのロボトミーコーポレーション好き - とっても面白いです!私は魔弾さんがすきです!出してほしいです.. (2023年2月8日 17時) (レス) @page9 id: 1489bcb344 (このIDを非表示/違反報告)
なっしん(プロフ) - エリーさん» コメントありがとうございます!死蝶さんはそのうち出演予定となっております! (2021年2月14日 21時) (レス) id: 422472f880 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - 死んだ蝶の葬儀出してほしいです…!一番好きなアブノーマリティなので! (2021年2月14日 18時) (レス) id: 069e45f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
なっしん(プロフ) - 化け猫さん» コメントありがとうございます!好きなセフィラはビナー様ですね!カリスマ!好きなアブノマは自分の名前の由来にもしている何もないくんです。更新頑張ります!励みになります! (2020年12月21日 17時) (レス) id: 422472f880 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なっしん | 作成日時:2019年4月20日 0時