生き抜け！ロボトミー職員！

後輩 ページ4

今日で2日目だ。

昨日はひどかった、１日33時間業務なんて気が狂ってる…

そして今日、世話するアブノマが追加される。

さらに[たった一つの罪と何百もの善]より危険度が高いらしい。

危険度のクラスはZAYIN、TETH、HE、WAW、ALEPH、となっている。

[たった一つの罪と何百もの善]をもう略して罪善さんと呼ぶが、彼？がZAYINで、一応一番安全なクラスらしい。

そして今日はそのひとつ上のTETHのアブノマが追加された。

始めて罪善さんを見たとき冷や汗や動揺が止まらなかったというのに、そのさらに上の奴が来たのだ。

それに私のアブノマへの認識が曖昧だったのでマニュアルをよく読んでみるとなんと、アブノマに普通に命を奪われたりするらしい。

私はこれからもちゃんとやっていけるのかどころではなく生き残れるのか…？

まぁ…あぁ…うん、頑張るしかない。

気を取り直そう！なんと私と同じアブノマの世話をする職員が入って来るみたいだ！

人数が増えれば効率よくエネルギーを貯められるしきっとはやく仕事からあがれるだろう。

まずは挨拶をしに行こう！仲良くなれたらいいが…



メインルームまでやってきた。

たしか資料によると男性で、金髪の、名前はー

「こんにちは！先輩！俺！ハンターです！」

背後から鼓膜が破れそうな程の声がした。

「っ！？…ああ、こんにちは。私はAっていうものだ。」

耳がジーンとする。

なんだかとても元気な人だなぁ…

「A先輩！これからよろしくお願いします！」

「ははは…先輩っていっても昨日ここに来たばかりだけどね、よろしくハンター」

「はい！！！」

「じゃあ、さっそく業務に取り掛かろうか」

こうして2日目の業務を開始した。

新しいアブノマはどんな奴だろうか、新しい職員と仲良くやっていけるか…

恐怖と不安と心配が入り交じり、緊張する。

私達はさっそく作業へ向かった。

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