生き抜け！ロボトミー職員！

O-03-60 その2 ページ21

「あ"あ"〜やっと終わった…」

私はO-03-60の作業を終え収容室から出る。

作業好感度は可もなく不可もなく、という感じだった。

『どうやらO-03-60はBLACK属性のダメージで、そのE.G.Oでは痛いだろう。リアリズムと交代しながら空虚な夢に愛着作業。』

そう、私の着ていたE.G.OはBLACK属性が弱点だ。

BLACK属性とは、物理的なダメージと精神的なダメージを複合した属性だ。

そのため、RED耐性とWHITE耐性が高かったり、低かったりしても関係ないのだ。

『ハンターO-03-60に抑圧作業』

彼が指示を受けたのは私がメインルームに戻って来た瞬間だった。

「あ、はーい！了解です！行ってきますね！」

「うん、頑張って！ハンター」

私はハンターを見送り空虚な夢に作業へ行ったリアリズムを待つ。

ぼんやりとコーヒーを飲んでいるとき、ふと思う。

今日は試練というものに挑戦することだ。

試練は黎明、白昼、夕暮、深夜、だったか？

夜になるにつれて、試練はより難しくなっていくらしい。

それぞれにいくらかの種類もあるらしい。

詳しくは…その時が来れば分かるだろう。

そんな感じに考えているとリアリズムの声が聞こえてきた。

「空虚な夢の作業を完了しました。次よろしくお願いします、A」

「ん、わかった」

私は空虚な夢に作業へ向かう。



ちなみにこの作業を終えた後、私の頭から羊の角が生えてきた…まぁギフトだろう。

とれない。間違いなく生えてる…

私は業務終了後、管理人に認知フィルターをかける許可をもらいに行くことになるのだった…

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