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6日目 終了 ページ19

『それじゃあそろそろ業務を終了する』

羊…もとい空虚な夢の鎮圧が今日一番の大きな出来事だった。

いつもよりもどっと疲れた気がする…

「お疲れ様です!A先輩!」

「ん、ありがとう!」

今、メインルームには私とハンターの2人だけだ。

デポーナがいないのは、空虚な夢の情報開示によって作業には不向きだと管理人が判断し、コントロールチームに移したからだ。

「ハンター、私はコントロールチームに用があるから。また明日ね」

「あ、はい!また明日!」

私はコントロールチームに向かって歩き出す。

私はソボレギの様子を見に行くのだ。

彼女はパニックを鎮圧されたあと気を失ったままだったので大丈夫か気になっているのだ。

「!!…Aさん!」

情報チームのメインルームを出てすぐの廊下でばったりソボレギと出会った。

「ソボレギ、目が覚めたんだね。大丈夫?体痛まない?」

「だ、大丈夫です!それより、あの…私がパニックになって鎮圧してくれたんですよね…そのことでお礼をしたくて…」

ああ、彼女はパニックになったことを気にしているのか。

「お礼なんていいよ、無事でなによりだよ。パニックになったのもアブノマの特殊能力のせいだし、気にしないで!」

「け、けど…私はAさん達に攻撃を…」

「平気、平気!そんなに落ち込まないで!」

そうは言ったが…彼女は申し訳なさそうに眉をさげる。

もしも私がパニックになって迷惑をかけたのなら、彼女のように大丈夫と言われても気にし続けるだろう。

「ありがとうございます…けれど、このパニックは私があの弾を避けきれなかったせいですから…だから…」

すると彼女は私の顔をまっすぐ見て、

「私、強くなります!そして、あなたの役に立ちたいのです!」

と、言ってくれた。

私は驚く。おどおどした彼女がこんなに強い声で宣言するなんて。

「ありがとう、ソボレギ。頑張って!」

あなたの役に立ちたいと言われてなんだか照れもするけれど、彼女がそれで気を取り直してくれるならとても嬉しいと思う。

私はこうしてソボレギと別れ自室に戻る。

今日は早めに仕事が終わり、試練というものもなかった。

管理人が言うには空虚な夢のE.G.Oを作ってからそれに挑みたいらしい。

明日は大変そうだ…と思いながら明日の準備をした。

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なっしん(プロフ) - インディゴのロボトミーコーポレーション好きさん» コメントありがとうございます!魔弾さん、とてもかっこいいですよね!はたしてこの投稿ペースで出せる日は来るのか……出したいですね(´・_・`) (2023年3月28日 22時) (レス) id: 422472f880 (このIDを非表示/違反報告)
インディゴのロボトミーコーポレーション好き - とっても面白いです!私は魔弾さんがすきです!出してほしいです.. (2023年2月8日 17時) (レス) @page9 id: 1489bcb344 (このIDを非表示/違反報告)
なっしん(プロフ) - エリーさん» コメントありがとうございます!死蝶さんはそのうち出演予定となっております! (2021年2月14日 21時) (レス) id: 422472f880 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - 死んだ蝶の葬儀出してほしいです…!一番好きなアブノーマリティなので! (2021年2月14日 18時) (レス) id: 069e45f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
なっしん(プロフ) - 化け猫さん» コメントありがとうございます!好きなセフィラはビナー様ですね!カリスマ!好きなアブノマは自分の名前の由来にもしている何もないくんです。更新頑張ります!励みになります! (2020年12月21日 17時) (レス) id: 422472f880 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なっしん | 作成日時:2019年4月20日 0時

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