食事会 ページ14
「A先輩！いやぁ、楽しみですね！」
私は今、ハンターと共に食堂へ向かっている。
食堂というのはロボトミー社の中にあるものだ。
私達職員はこの会社から出ることを許可されていないのだ。
そのため、レストラン等には行けない。
「にしても食堂に個室で食べられる席があってよかったです」
「ああ、そうだね」
食堂は私達以外の職員も利用する訳なので5人で話すとうるさくしそうで、個室があって助かった。
そうして私とハンターは部屋に着く。
どうやらジョシュア、ソボレギ、リアリズムはもうやって来ていたようだ。
「あ！！！Aとハンターじゃあないですか！！！こんばんわ！！！」
「ぁ…！こ、こんばんは、お二人とも。」
「A、ハンター、こんばんは。揃ったし注文しに行きましょう」
私達はそうして食事券の自販機に並ぶ。
ちなみに私とソボレギとリアリズムはジョシュアが買う番に回ったときそれぞれでお金を出しあって奢った。
あの2人も私と同じく罪悪感から何かジョシュアに奢ろうと思っていたみたいだ。
私達は食事を持ち個室の席へ移動した。
今まで食堂で同席したことは何度かあったけれどゆっくり話ながら食べるのは初めてだ。
「そう言えば昨日ね…」
ハンターが口を開く。
「見てくださいこれ！罪善さんから貰ったんですよ！」
ハンターはなんと罪善さんが頭に巻いているようなイバラを懐から取り出す。
「へ…！そ、それ持ってて平気なんですか！？手にトゲが食い込んでますよ！」
ソボレギが慌てて指摘する。鋭利なトゲがハンターの手に確かに食い込んでいる…
「ああ、案外平気ですよ、これ」
なんとリアリズムも懐からイバラを取り出しそれを頭に巻く。
「えぇ…どう考えても痛そうだけど…」
「まぁ、ギフトですし…平気なもんなんでしょうね！」
と、ハンターは言うが…私は自分の左手を見やる。
あの妖精と同じように緑に発光している…
「ははは…これも取り外しできたらなぁ…」
「ぁ…やっぱり気にしてたんですね。それなら…」
とソボレギが私に自分の手を見せる。普通の手だ。
「実はですね、この手には軽い認知フィルターがかかっていて、実際はあるものを無いと認識させてられるんです」
…？ということはソボレギの手には…
「私も貰ったんですよ、妖精のギフト」
「え！？じゃあなんで見えないの！？」
「管理人さんに言ったら見えなくしてくれたんです」
そんなこと出来たのか…管理人、教えて欲しかった…
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なっしん(プロフ) - インディゴのロボトミーコーポレーション好きさん» コメントありがとうございます！魔弾さん、とてもかっこいいですよね！はたしてこの投稿ペースで出せる日は来るのか……出したいですね(´・_・`) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 422472f880 (このIDを非表示/違反報告)
インディゴのロボトミーコーポレーション好き - とっても面白いです！私は魔弾さんがすきです！出してほしいです.. (2023年2月8日 17時) (レス) @page9 id: 1489bcb344 (このIDを非表示/違反報告)
なっしん(プロフ) - エリーさん» コメントありがとうございます！死蝶さんはそのうち出演予定となっております！ (2021年2月14日 21時) (レス) id: 422472f880 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - 死んだ蝶の葬儀出してほしいです…！一番好きなアブノーマリティなので！ (2021年2月14日 18時) (レス) id: 069e45f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
なっしん(プロフ) - 化け猫さん» コメントありがとうございます！好きなセフィラはビナー様ですね！カリスマ！好きなアブノマは自分の名前の由来にもしている何もないくんです。更新頑張ります！励みになります！ (2020年12月21日 17時) (レス) id: 422472f880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっしん | 作成日時：2019年4月20日 0時
