いつもの夜 ページ2
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会社から少し歩いた所
オフィス街を見渡すようにそびえたつ
高層タワーマンション
カードキーをかざせば開く自動ドア
「お帰りなさいませ」
と出迎えてくれるコンシェルジュの人
エレベーターに乗り最上階へ
少しの期待からか弾む息を整え
何食わぬ顔でクールに…一番奥の扉を開く
『会いたかった』
「俺も」
入ってすぐに出迎えてくれた彼は
部屋に上がることさえ待たずに熱い口付けをする
『んっ……さ、さの…くん…』
「何」
『待って…』
「待たない」
「俺充分待ったんだけど」
シャツのボタンを1つ、また1つと外していく
『佐野くんが仕事押し付けるから！』
「残業するほどの量じゃなかったでしょ」
シャツは私の身体から離れ床に落ちる
佐野くんの手が首筋から鎖骨をなぞり、
キャミソールの紐を指先で遊ばせる
キャミソールを脱がせた佐野くんは
私の身体をみて満足そうに笑う
『とにかく、ここじゃ嫌だから』
「わかったって」
ダルそうに返事をした佐野くんは
私を抱きかかえてベッドルームへと歩く
背中に感じた硬い違和感
左手薬指辺りにあるヒヤリと冷たいもの
その正体を感じ取って、わかっていたはずなのに
酷く泣きたくなってしまう
でも今だけ
今この時間だけは
私が彼を独占できる唯一の時間なんだから
「俺といんのに考え事？」
「そんな暇なくなるから」
ベッドに身体を沈め、意識を切り離す
ただ快楽の波に身を任せた
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きのこ(プロフ) - 面白くてもう4回ほど読み返してます！つづきが気になって仕方ありません！早く最終話見たいです！ (2019年8月10日 22時) (
レス) id: dee6d0cf2f (このIDを非表示/違反報告)
華娘@だ〜す〜.片寄LOVE - 次のお話に期待(=∀=) (2018年12月27日 19時) (レス) id: 3347e30700 (このIDを非表示/違反報告)
恋色(プロフ) - れやさん» ついにー！最終話目前！ですね！！昨日よりお知らせの1番最後に進捗状況を載せております。矢印の先が49話になれば一気に更新されます！いわばカウントダウンのようなものです！！わくわく！ (2018年12月24日 3時) (レス) id: 46a95c52fb (このIDを非表示/違反報告)
れや(プロフ) - ついにですか！！！ (2018年12月24日 2時) (レス) id: e2c96a96ac (このIDを非表示/違反報告)
恋色(プロフ) - グリムパンさん» わーい！！グリムパンさん！！コメントありがとうございます( ´:ω:` )読み続けて頂けているようで、嬉しいです！更新あともう少し、お待ち下さい(^^)！ (2018年12月12日 11時) (レス) id: 46a95c52fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋色 | 作成日時：2018年10月28日 2時
