*心配かけんな ページ9
新門side
Aが出ていってから、もう数時間は経っていた。
……………遅せェ。
いつまでほっつき歩いてんだよ。
あれからずっと考えてるが、あいつに限って何処をほっつき歩くでもないしな…。
心配させるんじゃねェ…………
すくっと立ち上がり、居酒屋へと向かう。
紺炉やヒカヒナにも迷惑はかけたくない。
それに万が一、何かあったら俺の方が喧嘩には勝てる自信があるしな。
___________________
早足に向かい、居酒屋へと着くと中には明かりが照らされたくさんの人たちがわんさかと盛り上がっていた。
外から出る人達は俺に気づいて、
「…!!あ、紅ーー!!!!今頃来るのかぁ!」
「お、丁度いい所にきた!!!今、嬢ちゃんが酒に酔っ払ってる最中だぞー!」
……………………あ?
新「それは、どうゆうことだ」
少し焦りながら、居酒屋の中に入ると中心にはAがニコニコと笑いながら顔を机に突っ伏していた。
『…………あれ、新門さあああん、』
ヘラヘラと笑っている表情に気が狂う。
顔も赤くなっているので相当飲んだに違いない。
新「…おい、いつまで経っても来ねぇから来たと思ったら、お前、なんで飲んでる。」
そう聞くと、後ろから店長の奴が、申し訳なさそうに頭をかき、
「すまねえ!!冗談で、飲めって言ったつもりだったが本当に飲んじまって………」
新「…………………………はぁ。今度からは気をつけろ。」
怒りてェが、Aの心配が優先だ。
早く帰って紺炉に心配かけねェようにしねェと。。
新「おい、A。帰るぞ。」
『……えへへぇ、もう少しここに居させてくださいよ…』
…………仕方ねぇ
『………………!?ちょ、新門さん!?』
新「たかが、抱きかかえて吠えるんじゃねェ。」
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ふじの実佳(プロフ) - 牙さん» コメありがとうございます!!牙さんの話、読んでみますね!! (2020年11月6日 23時) (レス) id: f1c81ae9f5 (このIDを非表示/違反報告)
牙(プロフ) - 無理やりキスだなんて最高ですよ。もうウヘヘですよ笑更新頑張って下さい!そしてよかったら私の紅丸の話も是非読んで下さいw (2020年10月19日 11時) (レス) id: aea81487e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふじの実佳 | 作成日時:2020年3月21日 19時