＊花 ページ4
1週間後、
紺炉さんと新門さんのおかげで私は此処に住むことが出来た。
初めは少し新門さんは面倒くさそうな表情をしていたが、ほんの少しだけ話せるようになった。
ヒカヒナちゃん達も仲良くなったし…！
ほとんどの家の家事は私で紺炉さんは助かると嬉しそうに言ってくれた。
『……もっと、頑張らなきゃ。』
張り切って、私は買い出しに出かけようとした時、
新「おい、暇してんなら付き合え。」
『え、いや、私、今から買い物に…』
新「…いいから来い。」
そう腕を掴み、私は渋々と新門さんの行く場所へと向かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
私達が付いたのは、浅草の端にある小さな店だった。
見た目は浅草とは思えないとてもオシャレなお店で、花を売っているらしい。
『……どうして此処に？』
新「…お前、花、好きだろ。たまには家事の礼だ。」
頭をかきながら照れくさそうに言う新門さんに笑ってしまった。
『…新門さんらしくないですね、
……でもありがとうございます』
そう笑顔で返す。
すると新門さんはそれを見た途端、後ろを向き、
新「さっさと行くぞ。」
と店内へと入っていった。
新門さんからくれたのは、紫のライラックだった。
(紫のライラックの花言葉は初恋です)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふじの実佳(プロフ) - 牙さん» コメありがとうございます！！牙さんの話、読んでみますね！！ (2020年11月6日 23時) (
レス) id: f1c81ae9f5 (このIDを非表示/違反報告)
牙(プロフ) - 無理やりキスだなんて最高ですよ。もうウヘヘですよ笑更新頑張って下さい！そしてよかったら私の紅丸の話も是非読んで下さいw (2020年10月19日 11時) (レス) id: aea81487e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふじの実佳 | 作成日時：2020年3月21日 19時
