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A「………」








今日もかと、
期待していたけど。









目の前に並べられた彼用の食事。









今日は、帰ってくるような気がして___









食器を持ち上げ、
キッチンに向かった時だった。









ガチャ、とドアノブの音が鳴ったのは。









振り返ると、
部屋の扉を開いて俯く慧くんが。









A「………おか、えり」






慧「……A」









彼は、私を見上げた。









持っていた食器をひとまず
テーブルに戻して、
彼の目の前まで歩いた。









A「…どうしたの?」






慧「…………はなしが、ある」









その瞬間、
悲しそうな顔の彼を見て私は
大きく目を見開いた。









A「…………わ、わかった」









怖くて、怖くてずっと避けてきた。









今の慧くんと向き合うこと。









その手口を、彼は作ってくれたんだ。

60→←58 Kei



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作者名:りーな。 | 作成日時:2017年4月23日 3時

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