検索窓
今日:19 hit、昨日:1 hit、合計:11,943 hit

219 ページ19

「……肉まん、食べる?」





公園に来てもあえて
距離が近すぎないブランコに二人座る。






光「…圭人のじゃ、ないの」






「冷めちゃうし、
また買えばいいし…」






八乙女くんは肉まんを受け取った。









なんで私、八乙女くんといるんだろう。









そばにいてくれるって、
もしかして、何も話さないつもり?









「……八乙女くん」





光「んー?」






頬張ったほっぺで出したこもる声。
それに笑ってしまいそうになりつつも
話を続けた。








「……朱里さんとは、どうなの?」






光「なんも変わってないけど…



朱里彼氏にべっだべただよ



全くラブラブ好きだっつーの、って感じ」







え……?







何も言えず黙っていると
八乙女くんの手が伸びてきて
私の額を人差し指で弾いた。









「いった………



もうっ、何すんの!」





光「…ふ、やっぱAちゃんはこうでなきゃな!」







それ地味に痛いのに。





おでこをさすると、
また彼の手は私の頭に登ってきた。







またやる気かと思い、
ギュッと目を瞑ると









痛みなんて全然ない。









ふわりと頭の上に彼の暖かい手が下ろされた。

220→←218



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りーな。(プロフ) - 楓さん» またまた感想、ありがとうございます!これからの展開に期待していてください! (2017年2月21日 23時) (レス) id: a92cd08317 (このIDを非表示/違反報告)
- ↓続きです。岡本くんの誕生日から1週間後位に、何かがきっかけで意図的に閉じ込められたのを岡本くんが知って、ライバルに対して激怒し、もらったプレゼントも突き返す的な展開があったらいいなぁなんて思ってしまいました。また長文になってしまいすみません。 (2017年2月18日 20時) (レス) id: b76440e07a (このIDを非表示/違反報告)
- ↓続きです。もう岡本くんは自分ではなくライバルのことが好きなんだと勘違いしてしまいそうですね。それに体育館に閉じ込められたのは偶然ではなく、ライバルが友達に頼んでわざと閉じ込めてもらったような気がしてなりません。もしわざとだったら、 (2017年2月18日 20時) (レス) id: b76440e07a (このIDを非表示/違反報告)
- 読みました。岡本くんがライバルと誕生日を一緒に過ごしていたとことを知ったら主人公辛いだろうなと思いました。それにもし岡本くんがライバルから貰ったものを身に付けていたら余計にショックだし、 (2017年2月18日 20時) (レス) id: b76440e07a (このIDを非表示/違反報告)
waon(プロフ) - りーな。さん» 期待してます!!! (2017年2月16日 19時) (レス) id: 406df7f296 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りーな。 | 作成日時:2017年2月11日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。