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A「あー、えっと…
体操服を、借りたくて！」
あー、と納得したように頷いて
ニコリと先輩は笑った。
慧「オレの、かそっか？」
A「え、いいんですか？」
慧「もーっちろん！
大ちゃんの大切なAちゃんの為だもんね」
そう言って、
体操服を袋に入れず、まんまで渡してくる。
なんだか、
先輩っぽいなぁ。
A「ありがとうございます…！
体育終わったら、返しに来ますね！」
慧「んー？俺どうせ体育出ないからいいけどね〜」
A「ちゃんと出ないと単位やばいですよ？」
慧「伊野尾くんお勉強できますからね〜」
『お子様は返りなさい』と
頭をポンポンと撫でられ、
私は教室に向かった。
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作者名：りーな。 | 作成日時：2017年12月17日 8時
