テニスの王子様【テニス部員と私】

【第七話】顔色 ページ8

「…オイ」





『？』





私の目の前に現れたのは





『海堂…くん…？』




「…」






彼もテニス部のレギュラーの1人であり私と同じ学年であって桃城くんとしょっちゅう喧嘩してる人だ




海堂くんは今、私を上から見下ろしている







えっ、何何なの私何かしたのか…？;




と不安になってた私だが海堂くんは急に私と同じ目線に腰を下ろし







「…その…よ




お前、顔色悪ぃけど…大丈夫、なの…か？」





恥ずかしいのか言葉が途切れ途切れだけど 私が体調悪いのを分かってて心配してきてくれたのかな



女の子達は海堂くん怖くて近付けないとかよく言ってるけど…





怖い？ううん全然そんな事ない







『海堂くんありがとう
海堂くんってほんと、優しいね…』



「！やっ、やさっ…」





私は彼が動物に対してとても優しいのを知ってるし、現にこうやって私の心配をしてくれている




『私の事は大丈夫だから！
海堂くんのお陰で少し治った気がするの！ありがとう！』




「！おっ、おう……それなら、その良いんだけどよ

あんま無理…すんな」




『うん！』






海堂くん、優しい人だ……




そして海堂くんがコートに戻った後 不二先輩菊丸先輩リョーマくんなど他にも部員の人達が私の体調を心配に声を掛けてくれたりした





テニス部の人達優し過ぎるよッ







心配してくれているのは嬉しいのだけど生理なんて言えないよ…







そうこうしている内に朝の部活は無事終わった





『はぁーー』




教室に入ってそうそうに自分の席につき机に顔をうつ伏せる


そして思った




『(保健室行こうかな)』






もう横になって寝たくなってしまったお腹痛すぎて




早速保健室にレッツゴー






保健室の先生は女の人である為 早速生理の事を言って休ませて頂く形になった





「しばらく横になってなさい良くなるかは分からないけど本当に無理だと思ったら早退していいからね」



先生はニコッと微笑み、保健室を出て行ってしまった

これから会議があるから当分は戻ってこないみたい






『午後…部活出られるかな』






取り敢えず2時間だけ休ませてもらおう…






「…寝たら…痛みも引くと、思うし…」




横になると痛みが少し引いて だんだん瞼が下に落ちてくる



私、眠いんだ……





「少し、寝よう……」






お休みなさい

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