【第五話】最高 ページ6
『早起きしちゃった……』
時刻は朝 4時だった
うっ、この時間に目覚めるの一番きついのよね
しかも普段なら二度寝とかするんだけど もう目が完全に覚めてしまっていて、これはもう起きるしかない状況
『どうしようかなぁ 朝の部活まであと1時間半ぐらいは寝れるけど完全に無理だよ〜』
読みかけの本でも読もうかな
今日はいつもより少し早く部活行こっと
本を手に取り読み進めていくと、時刻はどんどん過ぎていった
『行ってきまーす!』
部活へと行く時間となり、徒歩で歩いていく
私の家から学校までの距離は近くて 歩いて5分程度で着く
学校の近くに越してきて良かった 通学が楽だもの
前に行ってた学校は家から結構遠くて駅に行くまで自転車使って30分だし そこから電車乗って1時間も掛かってた
『(ああっ!何て便利になったのかしら!!)』
グッと拳を握り感動の涙を流す
『まだ流石に誰も来てないよね』
学校に着いた私はテニスコートまで歩いていく
流石にまだ誰も来てないよね…?
そう思っていたら後ろから声を掛けられる
「あれ?木ノ宮さん……?」
『!』
振り返ると そこに居たのは青学の母と皆から慕われているテニス部のレギュラーの一人で、そしてテニス部の副部長でもある大石先輩が居ました
右手に持っているのは部室の鍵……
えっ?大石先輩ってこんな朝早くから来てるの?
朝起きるのが早いとは聞いていたけどこんな早くから来てたんだ…関心する…流石青学テニス部の鍵当番 抜かりない
『今日なんだか早く目が覚めてしまって、いつもより早く行こうかなって思って来たんです』
「ははっ、そうなんだね
この時間にはまだ人が来ることないから少し驚いたよ」
部活を始める前の準備をしながら 大石先輩と他愛も無い会話をしている
大石先輩は穏やかな人でとても話しやすい
「そう言えば昨日英二が俺に泣きついて来たんだけど木ノ宮さん 英二と何かあったりした…?」
『!』
大石先輩から絶対聞かれると思った菊丸先輩の事
『そ、その…』
昨日あった出来事を全て大石先輩に話すと
突然 私の肩に手をポンッと置かれた
「木ノ宮さん 英二の誤解は解いとくから安心して」
『あっありがとうございますっ…!』
良かったあ大石先輩最高!
「(ほんと天然だなぁ…)」
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ハル - 最高に可愛いです。更新頑張ってください応援してます! (11月13日 22時) (レス) @page13 id: 5eb99fa5e2 (このIDを非表示/違反報告)
*˚綺羅羅*。(プロフ) - コメント失礼します…!めちゃくちゃ面白いです!夢主ちゃんの天然とか鈍感が見ててニコニコしてきます!キャラの特徴もちゃんと掴めてて凄く分かりやすいです!更新頑張って下さい!応援してます! (2023年3月21日 18時) (レス) id: 9f20ca92d6 (このIDを非表示/違反報告)
美味しいお茶(プロフ) - コメントありがとうございます!(*^^*)可愛いと言って頂けて嬉しいです!更新頑張りますね! (2022年9月23日 2時) (レス) id: b6e2cfde65 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ杏(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛い!!文章も表情とかわかるような文でとても読みやすくて面白いです!更新ゆっくり待ってます! (2022年9月17日 10時) (レス) @page9 id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
美味しいお茶(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます(*^^*)面白いと言って頂けて嬉しいです!これから先のお話にもっと主人公の天然ぷりが出てくると思います笑 (2022年9月15日 11時) (レス) id: b6e2cfde65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美味しいお茶 | 作成日時:2022年9月10日 19時