平和主義者の鉄則 その十 ヒロインside ページ11
ヒロインside
「んじゃあね!」
「うん!ばいばい」
友達に別れを告げて、教室のドアを開ける。
「おはよー!」
「おはよ!」
「はよー」
そして、いつも通り挨拶をする。
それが終わったら、
自分の席について今日の準備をする。
うわ、今日理科あるし。
最悪。
「今日、理科あるとかやだわ」
「それな。あの先生だりーもん」
「ほんと、どうにかならんかね。
だってさー?_________」
・
「それでねー…」
なんか、忘れてるような…
あ、手紙!
ハッと思い出して、ポケットからそれを出す。
でもそれを読んだ途端、間抜けな声が出た。
「へ?」
“昼休み 体育館裏 一人で来い”
丸文字で、それだけ書かれていた。
なにこれ。
明らかに女子が書いたとわかる文字。
でも、なんで、わざわざ私を呼ぶの?
もくもくと、疑問が湧いたまま、
私は、午前中を過ごした。
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民(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます。 (2017年6月5日 18時) (レス) id: 8dfbbd9c22 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 更新頑張ってください!面白いです! (2017年6月5日 16時) (レス) id: bc86693516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:民 | 作成日時:2017年6月5日 0時