31:幼さ ページ32
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「っとできたー」
綺麗に私の手に包帯を巻いてくれた川西。
こいつ、器用なんだよな、腹立つくらい←
『…ありがとう』
包帯を巻いてくれたことには感謝するが、さっきの消毒については許してない。
だからか少し、拗ねたみたいになってしまった。
「そんな不貞腐れんなよ」
イケメン風に言われたって忘れない!
酷い(消毒液をぶっかけられた)ことをしたことを!
『私は一生この恨みを忘れない…!』
「はいはい、それにしても、真中さんは黒だったか」
今までのことをスルーして、急に話をすり替えてきた川西。
「…やっぱりな」
それに頷く白布。
少し重い雰囲気にさすがに空気が読めないわけではない。
『…ミカさんは、もともと黒かったわけじゃないと思うけど、ね』
その言葉に二人の視線がこちらに向いたことを知りながら、考える。
ミカさんのことを思い出すと、彼女はまだ幼かったんだなと思った。
ひたすら謝り続ける姿、愛を独り占めにしたいと言う独占欲、感情を押し殺すように泣く姿。
本当ならば、子供の頃にもっと愛情を貰えば、今の年にこんなことは起きなかったはず。
やはり、親の影響とは大きいものだと改めて思った。
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千紘 - めっちゃ面白いです!更新頑張って下さい! (2018年6月20日 18時) (レス) id: d1a7230999 (このIDを非表示/違反報告)
戌冬(プロフ) - 応援しています!頑張ってください!! (2018年5月13日 14時) (レス) id: d50b2ebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
民(プロフ) - 戌冬さん» あぁ、そうです!すみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年5月13日 12時) (レス) id: 8dfbbd9c22 (このIDを非表示/違反報告)
戌冬(プロフ) - 21の、事情聴取の「たくみ」って、工のことですか?工は、たくみではなく、つとむですよ? (2018年5月13日 12時) (レス) id: d50b2ebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
。。。。。 - 五色に惚れたぞ、おい!? (2018年5月13日 8時) (レス) id: e62a151983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:民 | 作成日時:2018年4月5日 23時