君の隣。《黒》 (ページ25)

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#25 ページ25

優吾.

急に呼び出されたから心構えも何も無かった。

樹がみんな揃ったよって声を掛ける。

「集まるの早いって...笑」
　

久しぶりにニヤリと笑う顔を見た気がする

「それで、急にどうしたの？」

「まぁ、、伝えられること、

早く伝えておこうと思って、、、

ちゃんと、意識があるうちに、、、。」

急に現実的になった

考えたく無いけど、

本人ももう残り少ないことが分かってる

息苦しそうに、小さな声で喋り始めた

「こんな俺と、仲良くしてくれて、、

ほんとに、ありがとう。

この5人と出会えて、良かった。

みんなで本当に、良かったよ、、、。

最後、こんなに迷惑、掛けちゃったけど、

みんなには感謝しかない....」

北斗の声が涙で詰まった

　
「ゆっくりで良いんだよ」

.

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「生まれ変わっても、、
　

こんな最高なメンバーに出会えないって思うよ

本当に、、、ありがとう。」

今までの色んなことが蘇る

初めて出会った時のことから

今までのことが走馬灯みたいに頭の中で流れた

「こちらこそ、本当にありがとうな。」

しっかり目を見つめ合ってそう伝えた

彼は、泣きながら笑ってた。

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