#24 ページ24
慎太郎.
病院へ向かう道中に思う。
また、朝が来た
来ないで欲しいって思い始めて何日が経っただろう
そう言えば北斗の声、最近聞いてない。
咳込む音と、はぁはぁって息する音だけ。
本当にさ、
みんな辛いこと隠して病院に来るよね
せめて北斗の前だけは元気で居ようとするけど
から元気出してる自分にまた切なくなっちゃう。
こんなんじゃダメだよなー。
俺たちがしっかりしないと。
ボーッとコンビニの袋片手に歩いていると
ポケットに入ったスマホが鳴った
「もしもーし」
樹
「今日北斗のとこ来る?」
「今行ってるけど」
樹
「OK」
すぐにその電話は切れた
なんかちょっと慌てて電話したみたいだった。
もう着いてるのか?
そんなことを思って病室へ向かうと
案の定、樹がいた。
「さっきの電話どうしたの?」
そう聞くと、北斗には聞こえないような小声で
樹
「なんか、いきなりだけど
みんなに会いたいって言い出してさ。それで1人ずつに電話してた」
俺も思わず小声で話す
「北斗が!?珍しいな…」
それから30分も待たずに6人全員が集まった
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作者名:匿名希望 | 作成日時:2020年5月10日 19時