# ページ39
藤井流星.
年が明けた
寒いけど安産祈願のお守りを買って
色々準備するものもお正月セールで揃えて
もう完璧や。
あとは待つのみ。
今年はほんまに頑張らな、そう思った。
遊びまくった高校生活から
警察学校に行きたくもないのに入らされ
厳しい指導を乗り越えて今に至る
まだチャラい要素はあるかもしれんけど
俺なりには頑張ってるし、成長したかな？
彼女は誰よりもそこに気付いてくれて
惹かれ合い、
自分の人生設計より早くに子供ができてしまった。
ほんまにこれで良いのか沢山考えた
でも答えは彼女を悲しませたくないから
俺が人生をかけて守るって決めて、
頼りきってる俺。
そして彼女は、嬉しさの反面
お腹が重いから腰痛で悩まされていました
誰もが通る道らしいけど
体が華奢な分、腰への負担も大きい。
出産の時も痛みが強いかもって言われて
ちょっとしょげてる。
落としたものを取るのも
風呂掃除も無理させてる。
俺に夜勤が多かったり、朝方かえってきたりするから手伝えないことが多くなって気づけば掃除が終わってる状態
ほんま頼りきってる。
そして
｢仕事休めそう？｣
不安気な顔で聞いてきた
彼女は立ち会い希望で、そばに誰かいて欲しいと。
｢ちゃんと有給とったで！｣
｢安心やけど、
1日で生まれてくれたら良いな...。｣
予定日は3月5日
予定通りかは分からないけどちゃんと休みました
最近智子はため息が多くなった
不安なんやろな。
産む時もその後も。
ちゃんとそういう時には寄り添ってあげたい
支えたいから。
初めての父親の仕事。任せてな
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作者名：匿名希望 | 作成日時：2018年11月18日 16時
