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#32 ページ34

小瀧望.









大きな機械音の中で、手を真っ黒にしながら

毎日彼のことを考えていた。




手紙のことなんかとっくに忘れているのか

まだ退院できてないのか。




連絡を取る手段がない俺は待ち続けた



やりたくもない仕事も、続けてなんとか生活はできる程度。





人間関係も浅く狭く抑えた。









あと何年待ち続けるのか....

そんなことばっかり頭をよぎっていた時、

工場長から呼び出された





「小瀧にお客さんや」









隣に立った男は相変わらずだった


少し前より大人びたような、、痩せたような


見た感じからは今退院したって感じやな。









大毅「ぉ、、おう、。」




ぎこちない挨拶に笑った








「久しぶりやからって、それは無いわ。笑」









「そうか?...笑」









定時までどっかフラフラしててと頼み



先輩たちに怒られない程度に話は済ませた。









なんか、久しぶりの高揚感に駆られる





なんやろこの気持ち。






昔の自分が蘇るみたい









そんな気持ちで仕事をしてるとあっという間に終わってしまった。

誰よりも早く着替えて待ち合わせした場所に向かう








橋の下の河川敷。






特に誰も通らない、草と捨てられたペットボトルやゴミの溜まり場。








「こんな所に呼んで悪いな。」






大毅「いや、別にいいよ。俺らにはお似合いやろ」





「で…どうすんの。」






恐る恐る聞いた


少し怖かった。








大毅「用意はしてあるから安心し、」








.






.







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作者名:匿名希望 | 作成日時:2018年9月9日 13時

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