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#15 ページ16

藤井流星.









何度かこの病院には訪れたことがある



でも、決まって治療者リストに載ってるのは

小瀧望。





何回怪我したら気が済むねん...

内出血までしてた。





今日はそれより酷い患者さんが増えてん

重岡大毅。





初めての名前だった、小瀧のつぎに治療で
多重人格と聞いてから緊張をしてたのに
彼は気を失って体を動かさずに運び込まれてきた。




「ちょっ、大丈夫なんですか?
脳震盪とか起こしてないか詳しく検査した方が...」




中間「いや大丈夫です、鎮静剤打った影響なんで」




「あ、、そうですか。」







ぐったりとした身体には、傷跡がくっきりみえる

両者引き分けって感じの闘いやったんやろな。





重岡くんの手の甲は、ぱっくりと皮膚が裂かれて

数箇所に痣もある




眠っている、と理由を付けて4針縫わせてもらった




もちろん目覚めないまま。







「一応終わったんですけど、本人に問診出来てないんで、また目が覚めたら症状を聞きに行きます。」



中間「お手数お掛けします、すみません」









やたらと静かな病院で2時間待って

コーヒーとか看護師さんと話して時間を潰し

重岡くんの意識が戻ったと聞いた





でも、問診なんか出来へん。









「うああああああああ!

やめろ!

触んな!やめてくれ!」







起きてそうそう錯乱状態

主治医の先生も近寄れなくて長時間待った挙句、

問診は断念。






「いつも...なんですか?」



神山「いや、こんなの初めてです。

多分小瀧くんが何かしら影響を与えてるかなと...」



「小瀧、ねぇ...。」









また落ち着いた抜糸に来なくてはならない



この病院は少し面倒や。

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作者名:匿名希望 | 作成日時:2018年9月9日 13時

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