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#19 ページ20

藤井流星.









あれから1週間、この病院を訪れた



小瀧くんの傷の治り具合は順調で感染症の心配も無かったけど、問題は重岡くんに・・・


まず病室に入る前に忠告された






中間「最近とても不安定な状態なんです、

暴れたりするかもしれないんで気を付けてください」




近くで見守るとは言われたものの心はザワつく
テープを張り替えるだけじゃないから余計に

謎の恐怖心も。









久しぶりに会った彼は少し変わっているようにも見えて、緊張度が増した


「こんにちは。外科の藤井です、
手見せてくださいねー」




ベッドに寝かされていた彼は「どうぞ」と言わんばかりに手を外へ出す





傷口を確認して処置を始める







「無理に傷口見んでもいいよ」

横目で処置を見て目を時々細める





「先生...痛い。。」




「あとちょっと待ってや、すぐ終わるから」

俺にも焦りが見え始めてたと思う
普通の患者さんならどうってことないのに、
重岡くんやからか、手元がおぼつかない







「痛いっっ...」



「ごめんなもうちょっとの辛抱や」


滲み出る血液をガーゼで拭きながら
丁寧に抜いてゆく
もちろん表情を伺いながらやけど









だんだんおかしくなってるのに気がついた。

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作者名:匿名希望 | 作成日時:2018年9月9日 13時

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