だってそうじゃないと『アズカバンの囚人』 (ページ21)

今日:4 hit、昨日:38 hit、合計:6,987 hit

326話ページ21

｢ポッター、気絶したんだって？｣

｢はぁぁ…｣

｢うる｢アグアメンt｢ダメよヨーク！｣…｣｣

止められちゃった…残念。

｢魔法飼育学のケトルバーン先生が退職なさる、

手足が残っているうちに余生を楽しまれたいそうじゃ。

その後任には嬉しいことに、皆もよく知っとる人が当たってくれる。

他ならぬ、ルビウスハグリットじゃ。｣

やったね。すごく嬉しい。

机ガラガラいってたけど…まぁ、いいか。

ハグリット先生らしいね。

｢最後に深刻なお知らせじゃ。

魔法省の申し入れにより、ホグワーツは当面の間、

アズカバンのディメンターに守られることになった。

シリウスブラックが捕まるまで、ディメンターは学校までの入り口を全て塞ぐ。

ディメンターがいることで毎日の学校生活に何ら影響はないが、

一つ言うておく。ディメンターは凶暴じゃ。

獲物も、ゆきずりのものも容赦なく襲ってくる。

くれぐれも注意するのじゃ、あのものたちが皆に危害を加える口実を与えるでないぞ。｣

ほ〜ん？

それで汽車にディメンターが現れたのかな？

｢ディメンターに許しをこうても耳をかさん。

じゃが、たとえ暗闇の中でも、幸せを見つけることはできるのじゃ。

あかりを灯すことを、忘れなければな。｣

…灯も灯らぬ暗くて冷たい海の底なら…

いや、考えるのはやめておこう。