僕は引き込まれた。 (ページ12)

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11話ページ12

鏡を持った綺麗な男の人はマジかこいつっていう目でタコの人を見る。

｢ど、どうしたんだい？彼は？｣

｢連れてきたんだよ。じゃ、部屋戻っから。｣

｢まてまてまてまて｣

｢あ''？｣

少し機嫌が悪くなった。

ど低音がロビーに流れたと思ったら他の人も入ってきた。

全員人なのか怪しいところだが。

｢どうしたんですか？って？！｣

｢お〜〜〜い、エイトフット？何をしてるんだ？？？｣

｢ッチ｣

舌打ちした、今舌打ちした！

｢こいつは俺のだ。何か問題あんのか？？｣

｢どう考えても問題しかないですよね？！｣

｢とりあえず彼を下ろすんだ、エイトフット！｣

｢あ''〜？？？うっせぇな。行こうぜ、A。｣

｢？！｣

なんで本当にこの人名前知ってんの？？？？

頭の中がパニックになってきた。

何とか降ろされてソファへと座らされた。

周りにはいちばん近くに僕を連れてきた人。

他に男女11人。

未だに締め付けられた感覚はある。

とんでもなく不機嫌だなタコの人。