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10話 ページ11
｢随分楽しそうですね。｣
｢そりゃ、獲物が自分から来たんだ。当たり前だろ。｣
やっぱ食べられるのか。
そのくらいしか僕を誘拐する理由が思いつかない。
しかも相手は人じゃないときた。
いや、人の形はしてるけども。
ってかこの人タコだよな。
なのに人食べるのか。
二枚貝を食べてください。
そんなくだらないことを考えているとホテルハイタワーについた。
僕は餌のはずなのに、揺れないように丁寧に運んでもらった。
どういう意図があるんだ？
餌は傷つけたら美味しくなくなるのか？？
誘拐されているさなか、僕の頭はいつになく働いていた。
扉を開くとそこにはアトラクションではなくロビーが広がっていた。
｢ジョー、帰ってきたの、か、？！｣
｢よォ、マルフィ。｣
｢w,well,well……｣
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作者名：ヨーク | 作成日時：2023年4月9日 7時
