検索窓
今日:5 hit、昨日:39 hit、合計:11,316 hit

リカちゃん ページ4

「それにしても悟、ちょっといい加減すぎない?」





「えー?あんくらいがちょうどいいんだよ。何事も、大人が手を差し伸べすぎちゃいけないんだよ。」







「また適当なこと言って。硝子に言いつけちゃおー。」








小学校の方は乙骨くんと真希ちゃんに任せて、悟と私は車の前で待機をしている。





特級術師になってからは、1人で任務に行くことしかないから、こうやって悟と2人でいる時間も、最近は多くない。






それが、少しだけ寂しい。








「真希ちゃんたち、大丈夫かな。」





「憂太にはリカちゃんがついてるからね。死ぬことはないよ。」





「死ぬ事だけが心配することじゃないんだよ。」









こんなお気楽教師の元で私は育ったのだと考えると、恐ろしい。




昔はあんなに過保護だったのに、悟も変わったな。








「ゔゔゔゔるさい」









突然、小学校の方から聞こえた声。









「な、なに?」






「凄まじいね、これが特級過呪怨霊。祈本里香の全容か。女は怖いねぇ。」





「女は怖いって、私の前で失礼。」




「ん?Aは可愛いからいいんだよ。」





「それ、返答になってないから。」












憂太くんについてるリカちゃんが、特級だと言うことは知ってたけど、正直まさかここまでだとは思っていなかった。








「リカ、あか、すきぃ。」







とんでもない呪力量。測りしれない。




それにしても、一般人の女の子に、どうしてここまでの呪力があったんだろう。








「A、これは僕の自論だけどね。愛ほど歪んだ呪いはないよ。」





「それ、皮肉?」





「いや?Aに呪いをかけた宿儺が羨ましいなと思ってさ。」






悟は、私の首元の呪いの印を触りながら、どこか寂しそうにそう言った。

呪い→←むかしの記憶



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
500人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(*´罒`*)(プロフ) - 初めまして、作品を読ませてもらいました。続きが気になります✨更新大変かと思いますが頑張ってくださいです。 (3月10日 3時) (レス) @page5 id: 46254e88f7 (このIDを非表示/違反報告)
夜行性 - すみません、忘れてしまってました! (2月26日 9時) (レス) id: 3ecf6a3ea3 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - オリ,フラ外してください (2月26日 8時) (レス) id: 58737f8bbe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜行性 | 作成日時:2024年2月25日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。