もう一人の特級術師 ページ2
高専に正式に入学したのは、1年前のこと。
もう私は既に2年生で、日本に4人しかいない特級術師の中の一人になった。
「やっほー!A、元気してたー?いやー、最近全然会えなくて寂しかったよー。」
「わっ、悟。やめてよ。セクハラー。」
「悟じゃなくて悟先生。あと僕は保護者なのでセクハラに該当しませーん。ドンマイ!」
私をきつく抱きしめながらはー、つかれた。と私の匂いをスンスンと嗅ぎ回っている変態。ではなく悟は、今では私の担任になった。
「あっ、そうそう。今日は匿秘で死刑を行われる予定だった新しい特級術師の乙骨憂太くんが入学してきたから!」
「え?新しい特級術師...?聞いてないけど。」
「忘れてたからね〜。ごめんごめん。」
ははーと笑いながら私の髪の毛をいじる悟にどんな真面目な話をしても無駄。ってわたしはしってる。
「どんな子なの?」
私がそう聞くと、うーんと考え込む。
「A、みたいな子。」
「わたしみたいな?」
「そう、憂太のことがだーいすきなリカちゃんっていう特級過呪怨霊に呪われてる子。」
「うーん、ほんとにわたしみたい。」
私が特級術師でいるのもそれが理由。
もともと、私自身に呪力や術式は備わってない。
そんな私の体に刻まれてる術式は、宿儺が私にかけた呪いだから。
「気になる?」
「まあ、少しだけ。」
「今から真希と憂太にかるーく任務にいってもらおうとおもってて。Aもくる?」
くる?と聞くくせに私の返事はいつも聞かない。
何年もいて悟のことなんてまるわかりだ。
くる?と聞いたそばから私の事を担いでいた。
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(*´罒`*)(プロフ) - 初めまして、作品を読ませてもらいました。続きが気になります✨更新大変かと思いますが頑張ってくださいです。 (3月10日 3時) (レス) @page5 id: 46254e88f7 (このIDを非表示/違反報告)
夜行性 - すみません、忘れてしまってました! (2月26日 9時) (レス) id: 3ecf6a3ea3 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - オリ,フラ外してください (2月26日 8時) (レス) id: 58737f8bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜行性 | 作成日時:2024年2月25日 19時