さしす組が溺愛してます

嫉妬もヤキモチもだいたい同じ ページ10

｢おはよ〜、悟。｣



｢俺、マジで任務行きたくない。｣



｢早く行って早く帰ってきてね、悟。｣









ふわ〜と欠伸をするAを見て、唐突に真顔になりAを抱きしめる五条。



くるんとカールしたAの寝癖を撫でながら自身の欲と葛藤する。









｢硝子にご飯作ってもらってくる。｣



｢さ、悟。はなして。｣



｢絶対やだ。俺意外と結婚するとか聞いてない。｣









五条が突然変なことを言い出すものだから、Aも困惑してアタフタしている。









｢はい、没収。こうなるから悟とは寝かせられないんだ。｣



｢おい傑、俺に取られて寂しんぼか？｣



｢まあそれもあるけどね。｣



｢ガキじゃねーんだ、我慢しろ。｣



｢それは悟も同じだろう。｣









夏油に抱き上げられたAは、2人の険悪な雰囲気を察知してすぐ様夏油の腕から降り、走り出す。









｢はっ、嫌われてやんの。｣



｢なんだと？｣









当の本人はと言うと、お腹が空いたらしく家入の元に一直線に走っていった。









｢うっ…。｣









が、途中で転んでしまい涙を必死にこらえている。



それを見た夏油の五条はすぐ様走り出す。









｢うわぁぁぁん。｣









泣き出したがAに気づいた家入は、煙草を吸いながらやってきていた。

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