出会いは突然に ページ2
「コイツが監視・抹消対象?ついに狂ったか。」
「夏バテかな、仕方ないよ。悟。」
夜蛾正道は、色素の抜けた白髪に深く蒼い瞳のの少女を横に連れそう言った。
笑うわけでも怒るわけでも無くただ、夜蛾の隣に無表情で立っている少女。
「意味わかんないんですけど、まさか隠し子?」
「硝子、冗談で言ってるんじゃないぞ。本当にこの子は、監視対象だ。殺せると思ったら殺せ。」
真剣な夜蛾の表情に、3人の生徒は全く理解ができない様子だ。
それもそのはず、彼女には全くの呪力が感じられない。
呪詛師でも無ければ、呪術師でも無い。
そんな少女が監視対象で尚抹消対象だなんて、信じ難い事なのだ。
「でもなんでそんなガキが?」
「上からの命令だ。」
「理解出来ないでしょ。」
ポカンとして話を聞いていた夏油が、ため息をついて少女に近づく。
「君、名前は?」
「………。」
「名前はない、俺もよくわからんのだ。ただ一つ言えるのは、今のお前たちよりも
「は?」
目をぱちくりとさせ、呪力のない少女を見る五条。
「術式、あるの?」
「ある。小さい頃から常に呪力を出さないように訓練されてたからな。感じないのも当然だ。」
じゃあ、あとは任せたぞ。そう言って夜蛾は部屋を出た。
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りりちゃん(プロフ) - 更新されますかね、、、? (1月24日 0時) (レス) @page46 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです!!更新待ってます♬.*゚ (9月26日 17時) (レス) @page46 id: a9d60917a2 (このIDを非表示/違反報告)
Yata(プロフ) - 更新待ってます🫶 (8月5日 16時) (レス) @page46 id: 54b6455275 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - すっごく面白いです!!どうか更新していただけないでしょうか。 (2022年3月1日 10時) (レス) @page37 id: d3b2ada53d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 夜行性さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月23日 15時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月10日 19時