許しませんから ページ3
「あ、そうそう。俺たちが君の全てを知ってるんだから、こっちも手の内を明かすのが礼儀だよね。」
「あっと…なんで知られてるんすかね。」
なに?今この呪霊私の全てを知ってるって言った?
どういうことですか五条先生、生徒の秘密売ったんですか五条先生。
「俺の術式はね、無為転変って言うんだ。魂の形を自由に変えられる。ほら、君も見たでしょ?俺の
「は?」
「いやー、結構便利でさ。いつでも取り出せるように体内でストックもできるの。君に殺せるかな?」
それじゃあ、私がさっき見たのは、呪霊じゃなくて人間ってこと?
「うっ……おぇっ…。」
思わず吐き気に襲われ、膝から崩れ落ち口を手で覆う。
「あー、ごめんごめん。こんな話、気持ち悪いよね。すぐ
「やめ…。」
やめて。そう言おうとした声が完全に口から出る前にその人は殺された。
目の前の出来事に、思わず目を見開く。
「ま、君のこと捕獲するのは
「いや、あんまりでしょ。戦ってからどっか行ってよこんなふざけた術式使って。」
ふうと息を整えて呪霊のそばに行くと触れる寸前で後ろに下がられる。
「もう無理しない方がいいよ。死なれたら困るから。」
呪霊の手が私の額に触れ、プツリと糸が途切れたように私の意識は途切れた。
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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月4日 19時