この世の終わりでっせ ページ21
「ナ!ナ!ミーーーン!!!ナナミンいるー!??」
「ブブッ…。」
血は繋がっていなくてもここまで家族で似るものなのか。
ナナミンと呼ばれた瞬間、ナナミンはなんかちょっと怒ってたな…ブブッ。
心の中でも笑える。
「五条先生がぁっ!!封印されたんだけどー!!」
「は?封印?」
「3人とも、予定変更です。すぐに虎杖くんと合流します。もしも封印が本当なら、終わりです。この国の人間全て。」
いや、これはネタにならん。ほんとに終わりでしょ。
あの馬鹿は何してるんだ。全く。
「ナナミンー!!ナ・ナ・ミン!ナナナナナナミン!」
「おい、おい。」
全くうちの馬鹿は、こんなに後ろにいても気づかないのか。
これじゃあ呪霊が来てもやられるんじゃないか。
ベシンと悠仁の肩を叩けばやっと振り向いた。
「A!伏黒!ナナミン!ん誰!?」
「………。」
私もそれ思ったよ…でも教えてくれそうにないもん。
余計なこと話されて終わりなんだよね、
「夏油さんが?」
「正確に言うと、夏油傑の裡にいる何者かダ。」
「今、渋谷駅構内は正に伏魔殿。特級とそいつらが連れてきた呪霊。夏油の息のかかった呪霊。そして改造人間と一般人。」
「確かにそれなら、地下鉄の隣駅から攻めた方が早い。だがその為にはまず帳を解かなければ。」
なんか難しいこと言ってるなあ…この状況がマズイっていうのは分かるんだけどね。
大人の会話はついていけない。
「1級でしか通らない要請がいくつかある。外に出て伊地知くんとそれら全てを済ませてきます。4人はその間に術師を入れない帳を解いて欲しい。」
準1級じゃ足りないのか。なるほど。理解した。
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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月4日 19時