第21話 〜副作用〜 ページ23
・
・
・
Aが俯きながら、急ぎ足で家に帰っている途中、酷く痛い頭痛がAを襲った。
A「これだから、異能力で記憶を変えたり、時間を操ったりするのは嫌なのよ……」
やっと家に着いたかと思うと、そこには太宰がいた。
太「昨日ぶりだね、A。………A?」
Aは俯いたまま、顔を上げない。
不思議に思った太宰が、Aに近ずき、顎を優しく持ち上げる。
太「!!」
太宰は驚いた。
なぜなら、
A「っ!!…見ないでください……」
彼女の目は煌びやかな金色の目だったのだから。
太宰が珍しく驚きのあまり、放心していると、
A「気持ち……悪い…ですよね……」
Aの目には諦めの色が見えた。
太「私は君の宝石のような赤い目も、今の夜に映える月のような金色の目も、どちらも好きだよ。だって、どちらも君だという真実に変わりはないからね。」
Aの金色の目が見開かれる。
A「そう、ですか、」
と、静かに、そして嬉しそうに笑う。
A「私の目を見れるのは太宰さんくらいですよ。」
太「?どういうことだい?」
A「これは、私の異能で、記憶操作、時間操作をした時に出る副作用です。」
太宰は目で話を続けるように促す。
A「目が金色になるだけならば、まだ良いのですが……その副作用の重要な点は別にあるんです。」
それは、彼女が悲劇的な過去を送ってきたことの大きな要因でもある。
A「それは」
彼女は幼い頃罪を犯した。
A「この目で見た人の命を''奪う,,」
金色の瞳は酷く綺麗なはずなのに、
今の彼女の瞳には、闇が宿っている。
それはまるで、雲がかかった朧月のようだ。
その目を見て、
太宰は息を飲んだのだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
ラッキーアイテム
檸檬(爆弾)
144人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無月(プロフ) - コノハさん» コメントありがとうございます!更新が遅れてしまい申し訳ございません!続きの方をこれからたくさん執筆していく予定ですので、ご愛読、応援よろしくお願いします! (2018年7月6日 14時) (レス) id: 377141de70 (このIDを非表示/違反報告)
無月(プロフ) - 彼岸花さん» コメントありがとうございます!更新がとても遅れてしまい申し訳ありません!これから、また頑張っていこうと思っていますのでご愛読、応援よろしくお願いします! (2018年7月6日 14時) (レス) id: 377141de70 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - とても良かったです!!続きが気になりますね!楽しみにしてます (2018年6月16日 21時) (レス) id: bda9d23ff8 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花 - 面白かったです。更新楽しみに待っています。 (2018年5月30日 23時) (レス) id: c059ebfed1 (このIDを非表示/違反報告)
憂月(プロフ) - 絵が完成しましたのでURLの方貼らせていただきます。(image:http://uranai.nosv.org/uploader/common/2/5/d/25d8c87cd0a5233123f720211c5eeb39.png)私好み寄りになってます((やり方がいまいち分かってないのでちゃんと載せられていなかったらすみません… (2018年5月10日 15時) (レス) id: 8f4835c4f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:無月 | 作成日時:2018年4月22日 0時