【実況者】クリスマスは独占したい【全身組】 (ページ4)

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お家クリスマスｰキヨｰページ4

『このケーキ美味しいね』

キ「だな」

クリスマスと言うだけでキヨといるのが特別な日に感じる。

『でも、チキンがほとんどなかったのは悲しかったな』

キ「ごめんって、A来ねえと思ってたから」

『嘘だよ。私キヨといるだけで幸せだから』

(って、私何口走ってんの！？)

こんなセリフ私らしくない。

キ「ぷっ…俺も、だよ」

『ちょ、笑わないで』

恥ずかしさで顔が熱くなる。

私は話題を変えるため買ってきたものをコンビニの袋から出す。

『じゃーん、納豆巻き！』

キ「え？納豆巻き！？神じゃん！」

キヨの予想通りの嬉しそうな反応に自然と笑顔になる。

『来るの遅くなったお詫び…ごめんね？』

キ「それじゃあ、俺からもプレゼントしようかな」

『え？なに？』

キヨからプレゼントなんて…。

嬉しすぎてテンションがあがる。

キ「目ぇ瞑ってて」

私はキヨに促され目を瞑る。

それから数秒後、私の左手の薬指に何かを嵌められる。

(…これって、もしかして)

キ「はい、目ぇ開けていいよ」

『指輪…？』

キ「俺と結婚してください」

思わず涙がでそうになるのを堪えて私は『はい』と返事する。

この幸せがずっと、ずっと続きますように。

世界で一番のクリスマスイブ。

fin