Episode48 ページ9
レ「お待たせー！
Aちゃんの好きなやつ作ったでー！」
レトさんがトレーに朝食を乗せ入ってくる。
美味しそうなフレンチトーストの匂いが鼻腔をくすぐる。
でも、素直に喜ぶことが出来なかった。
閉じ込められた挙句さっきあんなことされたんだ、喜べという方が難しいだろう。
それにレトさんに私の好きな食べ物を教えた覚えもないし。
レ「さぁ、ここに座って」
レトさんは朝食を机に置き、椅子を指さしそう言う。
…レトさんの指に絆創膏が巻かれている。
さっきまでは絆創膏は貼ってなかったよね…？
朝食を作る時に怪我しちゃったのかな？
でも、レトさんの指を気遣う気には慣れなかったので気付かないふりをして、足枷のついた足を引きずるように椅子へと向かう。
私が椅子に座るや否やレトさんはフレンチトーストをフォークに刺し、私の口の前に持ってくる。
本当に食べても大丈夫だろうか。
良くない薬が盛られてるかもしれない。
私が少し警戒していると、
「大丈夫、薬とかは盛ってないから。」
と、レトさんはフレンチトーストを食べてみせる。
レ「ほら、大丈夫やろ？」
レトさんはもう一度フォークにフレンチトーストを刺し、私の口元にずいっと持ってくる。
また、拒んだら流石に怒らせてしまうかもしれない。
そう思い渋々、フレンチトーストを食べる。
レ「美味しい？」
『美味しい…です』
悔しいが、このフレンチトーストは私の好物ということもあり本当に美味しい。
程よい甘さで食べやすく、パンが口の中で溶けてゆく。
レ「間接キス…やね」
『えっ？』
レトさんと間接キスしてしまった…。
さっき、あんなキスした後でも流石に
恥ずかしい。
…いや、さっきのは望んだキスじゃないし。
レトさんは嬉しそうにニヤニヤして
私の顔を覗き込んでくる。
私は思わず、レトさんの持っていたフォークを奪い取り間接キスのことは気にしてないと言わんばかりにフレンチトーストを口にほおりこんでいく。
レ「俺の作ったフレンチトーストそんなに美味しかった？…それとも照れ隠し？」
『そんなんじゃないです…！』
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*:まりな:*(プロフ) - 見させて頂きました！もう、2週目してきますw (2019年12月26日 23時) (
レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
きりあ(プロフ) - *:まりな:*さん» 他の作品まで…めちゃくちゃ嬉しいです！！本当にありがとうございます！！！ (2019年12月23日 22時) (レス) id: 4857d8c110 (このIDを非表示/違反報告)
*:まりな:*(プロフ) - 他の作品でも見させて頂きます！これからもよろしくお願いします！ (2019年12月22日 8時) (レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
きりあ(プロフ) - *:まりな:*さん» 最後まで読んでくださりありがとうございました！！コメント嬉しいです！！これからも、ほかの作品の更新や新作を書いたり頑張りますのでよろしくお願いします！！！ (2019年12月21日 23時) (レス) id: 4857d8c110 (このIDを非表示/違反報告)
*:まりな:*(プロフ) - 完結おめでとうございます！これからもよろしくお願いします！体調に気をつけてください！応援してます！ (2019年12月21日 23時) (レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりあ | 作成日時：2019年9月28日 20時
