【実況者】助けてくれた君は【キヨ】

Episode37 ページ38

キヨside


『もう、やりたくない…』


キ「頑張れ！あともう少しだから」


俺のもくろみ通りAはゴールするのにかなり苦戦していた。


かれこれ、2時間以上俺の作ったコースをやっている。


『何回やってもここで死ぬんだもん…』


そのせいか、半泣きだ。


そんな、姿もかわいい。


キ「そこは、タイミングさえわかれば簡単できるよ」


『それじゃあ、1回目キヨやってみてよ』


キ「1回だけだからな」


俺はAからコントローラーを受け取りやってみる。


キ「ほら行けたよ」


『…もう一回やってみる』


そういい、Aはミリオを操作する。


が、やっぱり同じところで死んでしまう。


『やっぱり、できないよ…もうやめる』


キ「待って、俺が一緒に操作してやっから」


俺はAの背後に回り、Aの手の上からコントローラーを握る。


驚いたようでAは身体をびくつかせる。


『大丈夫一人で出来るから』


キ「出来ないだろ？一緒にやろうぜ」


かなり操作しずらかったけど、何とかゴール出来た。


『や、やったゴール出来た…！』


キ「よかったな」


『うん！キヨありがとう』


そういい、無邪気な笑顔を向けてくる。


やっぱり、俺の彼女は世界一かわいい。

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