Episode27 ページ28
行きつけだった居酒屋は定休日だったらしく、行き場を失った私は、薄暗い公園のベンチに座っていた。
ぼーっと綺麗な星空を眺めながら考える。
なんであの時、一方的に別れを持ちかけたのだろう。
キヨの話も聞かずに。
私は最低だ…。
好きだった彼を突き放して…。
それでも、まだ好きなんて…。
自分勝手すぎて嫌になる。
キヨに「好きだよ」なんてもう言えない。
言う権利なんて私にない。
悪いのは、私だ…あの時私が…。
たった一度の過ちでキヨの彼女には戻れない…。
両目から涙が溢れてくる。
泣きたいわけじゃないのに、止まらない。
結局、仕事だってまだ決まってないのに。
こんなのただのお荷物だ。
これから、私どうしたらいいの?
ねぇ…ねぇ…ねぇッ…!
教えてよ…神様…。
もちろん何もかえってこない。
ひとりぼっち…そう孤独だ…。
このまま、消えてしまえればいいのに。
A!
どこかで私を呼ぶ声がした。
キヨが…って、そんなわけないか。
…気の所為だよね。
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きりあ(プロフ) - コメントありがとうございます!!ゆっくり更新頑張りますね! (2019年8月4日 14時) (レス) id: 974da6ea62 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - すこでしたね…続きが楽しみです!ゆっくり更新頑張ってください!! (2019年8月4日 11時) (レス) id: b9841a7a9b (このIDを非表示/違反報告)
きりあ(プロフ) - コメントありがとうございます!頑張って更新しますのでこの作品を引き続きよろしくお願いします!!! (2019年7月30日 23時) (レス) id: 974da6ea62 (このIDを非表示/違反報告)
Eva - 続きが気になります^^* (2019年7月30日 23時) (レス) id: a1f2b3bb01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりあ | 作成日時:2019年7月19日 18時