Episode22 ページ23
私はさっき足りなかったガムテープを探していた。
『あっ、確かあそこの机まだ開けてないよね。』
私は部屋の隅にある机を開ける。
『ガムテープだ!』
運良く、その机にはガムテープが1つ入っていた。
これで、ヤスリを強化してカッターを
作ることが出来る!
私がガムテープを手に取っているとベルが鳴った。
確か、次は運動時間だったはず!
私は急いで運動場所へと向かった。
------------------
よし、何とか間に合った。
『…ふぅ。』
私は一息ついて運動部屋に入る…と警報が
鳴り響く。
『えっ!何!?』
看「おいお前!持ち物をよこせ!」
警報の音に驚いていると、数人看守が
私に近づいてくる。
『えっ!私!?』
そういえば、今ガムテープ持ってるんだった!
あれ、禁制品じゃん!!
取り敢えず逃げないと!
私は看守の間をすり抜けて走った。
看「おい!待て!」
やばい!
追いつかれる!
私と看守の間はどんどん狭くなっていく。
そして、看守が銃を構える。
──バンッ──
看守が銃を撃った。
私は目をギュッと瞑る。
『…あれ?』
キ「おい!行くぞ!走れ!」
『えっ!?ちょっ!』
いきなり手を引かれ体制を崩しかける。
『キヨさん…!?どうしてここに!』
キ「いいから、早く走れ!」
看「おい!止まれ!」
キ「チッ、面倒な奴らだな!こっち行くぞ!」
『えっ!あ、はい!』
角を曲がるとそこにはロッカーがあった。
キ「よし、ここに入れ!」
と、ロッカーを指さすキヨさん。
『えっ!ここですか!?』
キ「いいから早く!」
『わ、わかりました!』
言われるがまま私はロッカーに入る。
『キヨさん。』
キ「しーっ。」
手を口に当てるキヨさん。
私はコクリと頷く。
看「おい!何処に行った!」
ロッカーのすぐ近くから看守の声が聞こえる。
私はズボンの裾をギュッと握り、
恐怖に怯えていた。
78人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キモオタク(プロフ) - 凄ーく面白かったです!! (2022年12月27日 9時) (レス) @page43 id: 355659a7e3 (このIDを非表示/違反報告)
きりあ(プロフ) - コメントありがとうございます!この作品を好きと言っていただけて嬉しいです!頑張って更新しますので引き続きこの作品をよろしくお願いします<(_ _)> (2019年3月19日 20時) (レス) id: 974da6ea62 (このIDを非表示/違反報告)
えだまめだま(プロフ) - あぁぁ…好きです。のんびりゆっくり待ってるので更新頑張ってください(ノ*´ω`)ノ (2019年3月19日 18時) (レス) id: 3a87b5f3b5 (このIDを非表示/違反報告)
きりあ(プロフ) - コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!!亀更新ですがこの作品を引き続きよろしくお願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ (2019年2月14日 23時) (レス) id: 974da6ea62 (このIDを非表示/違反報告)
のりしお - この作品大好きです!!投稿気長に待ってます!頑張ってくださいヽ(*^^*)ノ (2019年2月14日 22時) (レス) id: 0085ccce94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きりあ | 作成日時:2018年11月12日 23時