168話[氷帝マディアム╽:20目] ページ5
私:「別にあなたの考えの弱肉強食が悪いわけじゃないわ。でもそれだと弱い子は強くなれないまま3年間過ごす事になる。成長がないままね」
すると跡部はぐっと唇を噛み、苦い顔をした
私:(ここで景吾の考えが押し通されたら景吾に反発する人はいない。それじゃあ景吾の成長もない)
私:「部長は自分の事だけじゃなく部全体を見なきゃいけないの。もちろん今だけじゃなくこれからのこともね。結城先輩があなたに部長を譲ったのも、榊監督がそれを了承したのもあなたにそれができると思ったからよ」
跡部:「…あぁ。」
跡部は下を向きながら頷いた
私:(今景吾に反論出来るのは私だけ。だから私がしなきゃね)
私:「それで、コートは正レギュラーが2つ、準レギュラーが1つでいいかしら?」
向日:「異議なーし!」
芥川:「俺も!それがE!」
と、向日と芥川がにこにこの笑顔で立ち上がった
他の部員に目を向けるとコクコクと頷いていた
しかし1人、忍足侑士は頬杖をつきこちらには興味が無いという顔でそっぽを向いていた
跡部:「わかった。それじゃあそれでいい。てめぇら!明日からちゃんと練習するんだな!」
と、跡部は高らかに声を上げた
その跡部の声に反応し、部員達は「はい!」と返事をする
私:「それじゃあ解散にします。明日からは朝練が始まるのでよろしくお願いしますね。お疲れ様でした」
そして今日の部活は終わった
〜〜〜
オマケ
私:「それじゃあ解散にしますね」
榊:「…。」
榊:(一言も話さずに終わってしまった)
〜〜〜
オマケ2
榊と跡部が一緒に遅れたのは?
跡部:「榊さん、今日は俺がAを送るので」
榊:「そうか」
と、榊は素っ気なく返事をする
跡部:「今日は随分身を引くのが早いんですね」
榊:「あぁ、この後用事があってな」
跡部:「そうですか。まあ、このまま身を引いているままでいいんですよ」
榊:「ふっ…そんな事をして私に勝てると思っているのか?」
跡部:「あーん?」
榊:「今日は用事があるが…もし用事がなかったらAが選ぶのは私だろうな」
跡部:「はっ、随分自意識過剰なんですね」
プライベートではバチバチの2人だった
ちなみに榊の用事とはAの誕生日プレゼントの下見である
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スマホが壊れる - とてもどうでもいい事なんですが、作者さんも中学生なんですね。私は高校受験を控えているんですが勉強する気が起きないんですよ。大変かも知れませんが無理をしない程度にお互い色々頑張りましょう! (1月4日 21時) (レス) id: e35b25b471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶琥子 | 作成日時:2023年11月12日 0時