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178話[氷帝マディアム╽:30目] ページ17

時は進み、ゴールデンウィークになった

私:(流石に氷帝でも部活はあるか)

私は部活の記録をつけながらそう思う

榊:「…どうするか、」

すると隣にいた榊が何か悩んでいるようだった

私:「どうかしたんですか?」

榊:「あぁ、実は青春学園に用事があってな…。資料を届けなければいけないのだが、今は新入生も入ったばかりで、行くに行けなくてな」

私:「青学に…」

榊:「まあ、跡部や結城もいるから私が抜けても大丈夫だろうが」

と、また榊は悩み出してしまった

私:「じゃあ私が行きましょうか?」

榊:「Aが、か?」

榊はAの顔を見て心配そうな顔をした

私:「青学前にバス停がありますし、迷子にはならないと思いますよ!」

榊:「…1人だと私の家の庭でも迷子になるだろう?」

私は太郎お兄ちゃんから目を逸らした

私:「…。」

私:「大丈夫大丈夫」

榊:「はぁ…。迷ったらすぐに電話するように」

私:「はい!…あ、服装って制服の方がいいですよね」

榊:「いや…、制服は…」

榊は口をもごもごとさせ、言葉を探しているようだった

私:(…あぁ、教師が自分の生徒に仕事を押し付ける訳にはいかないもんね。…まあ、教師の仕事の資料とは限らないけど)

私:「わかりました。それじゃあオフィスカジュアルコーデで行きますね」

榊:「…すまない。そうしてくれると助かる」

私:「ふふっ。大丈夫ですよ。…それなら1度家に戻らないと…それじゃあ私の仕事は…」

榊:「仕事は私から部員に指示しておこう。それと、」

そう言うと、榊は財布からお金を取り出しAに差し出す

私:「は?何ですかこれ?」

私は少し情けない声を出してしまった

榊:「これで服を買っていけばいい。」

私は太郎お兄ちゃんが差し出しているお金に目をやる

私:「…いりません!それじゃあ、行ってきますね!」

私は少し早歩きでその場から逃げる様に立ち去った

ーーーーーー
榊監督が出したお金は10万円です。めちゃくちゃいい物を買わせようとしてます

ちなみに部員たちは真面目に部活やってます

see you

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スマホが壊れる - とてもどうでもいい事なんですが、作者さんも中学生なんですね。私は高校受験を控えているんですが勉強する気が起きないんですよ。大変かも知れませんが無理をしない程度にお互い色々頑張りましょう! (1月4日 21時) (レス) id: e35b25b471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茶琥子 | 作成日時:2023年11月12日 0時

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