173話[氷帝マディアム╽:25目] ページ12
向日:「でも意外だなー。Aさんがこういう所好きなんて」
私:「どうしてそう思うの?」
向日:「氷帝って結構金持ちばっかりじゃないですか。俺らのクラスにも多いんですけど…」
芥川:「なんかお金持ちは凄いぞって思ってそうっていうか…」
向日:「プライド高いっつーの?なんか見下してるみたいな?」
私:「そうなの?じゃあ仲が悪いとか?」
向日:「仲悪いっていうか…」
芥川:「関わり合う必要がないって感じだC」
私:「そうなの」
私:(そっか、私の周りは、私がみんなで仲良くしよーって言ったきっかけがあったから仲がいいけど…この子達は違うものね)
向日:「身につけてるもので自分の価値が決まると思ってるっつーか…いかにも金持ち…あっ、別にAさんのことを悪く言ってるわけじゃ…」
向日は慌てて訂正しようとする
私:「大丈夫よ。わかってるから。それにその通りだと思うし」
芥川:「その通り?」
私:「自分を着飾って、その着飾っているもので価値を決めて、他人に価値を押し付て…どっちが偉いか、凄いかって評価をして…着飾ったって自分は変わらないのにね」
芥川:「ん〜…」
芥川は悩んだような表情をする
Aはそれを見て芥川の頭を撫でた
私:「ちょっと難しかったね」
そうこう話していると、宍戸と忍足が戻ってきた
宍戸:「ほらよ」
と、宍戸は向日と芥川の席に買ってきた物を置いた
向日:「サンキュー亮!」
芥川:「いただきまーす」
と、2人は食べ始めてしまった
私:(お腹すいてたのね。まあ、あれだけ動き回ればね)
忍足:「Aさん」
忍足はAの席にトレーを丁寧に置いた
私:「ありがとう」
宍戸と忍足が席に着いたので私もシェイクに手をつける
シェイクは甘くてひんやりしていた
私:(ホットコーヒーでも良かったかな?)
芥川:「A先輩〜俺にも飲ませて〜」
と、芥川がAにおねだりをする
私:「えぇ。いいわよ」
Aは持っていたシェイクを芥川に渡した
芥川:「ありがとうございます!」
芥川がストローに口をつけようとすると
忍足:「ちょお待ちぃや」
忍足が芥川の腕を掴み芥川の動きを
制止させた
ーーー
Q&Aのコーナー
Q:月さんとAちゃんはまだ交流してるんですか?
A:してる。直接会える機会は減ったけどメールとかでやり取りはしてる
ーーー
see you
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スマホが壊れる - とてもどうでもいい事なんですが、作者さんも中学生なんですね。私は高校受験を控えているんですが勉強する気が起きないんですよ。大変かも知れませんが無理をしない程度にお互い色々頑張りましょう! (1月4日 21時) (レス) id: e35b25b471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶琥子 | 作成日時:2023年11月12日 0時