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165話[氷帝マディアム╽:17目] ページ2

私:「それじゃあ食べましょうか」

私がそう言うと、滝くんもお弁当箱を開ける

滝くんのお弁当の中身はとても豪華で高級食材が詰められており、まるで日本料理店の人が作ったみたいだった

滝:「Aさんのお弁当…可愛いですね」

私:「え?」

可愛いと言われれば違う気がする。私のお弁当の中身はご飯の上にシャケフレーク、玉子焼き、コロッケ、ミニトマトとブロッコリーと素朴なものだ

私:(可愛いか?あれかな、地味だけどそれを言ったら失礼だから誤魔化したとか…)

まあいいかと思い、私はお弁当を食べ始める

私:「いただきます」

芥川:「あれーー?A先輩だ!」

と、大きな声で私を呼ぶ慈郎くんと、岳人くん、宍戸くんがやって来た

向日:「こんちは!」

宍戸:「お疲れ様です」

私:「こんにちは。みんなもこれからお昼?」

向日:「いえ、俺らはもう食べ終わったんで探検でもしよっかなって」

芥川:「A先輩のお弁当美味しそ〜」

と、芥川がしゃがみこみ、Aのお弁当を覗き込んだ

その姿がとても可愛らしいと思った

Aはクスリと笑い玉子焼きを持ち上げる

私:「それじゃあ少し食べてみる?はい」

Aは芥川の口に玉子焼きを持っていく。芥川もそれに反応し、玉子焼きを咀嚼し、飲み込んだ

芥川:「うんめ〜!!」

芥川は満面の笑みで言った

向日:「あっ!ずりー!!」

芥川:「甘くてふわふわだC!ありがとうございます!A先輩!」

私:「ふふっ。どういたしまして」

自分の作ったものでこういう風に喜んでくれるのは嬉しい。こんな笑顔が見られるなら毎日でも作れる

向日:「Aさん!俺にもください!」

向日は口を開け、自分の口を指さした

Aは向日の口に玉子焼きを入れる

向日:「すげぇ!ふわふわだ!」

嬉しそうに向日は玉子焼きを食べる

私:(私の分の玉子焼き無くなっちゃったけど、まあいいか)

すると、私の目にソワソワしている宍戸くんが目に入った

私:「宍戸くんも何か食べてみる?…玉子焼きはもうないからコロッケとか」

宍戸:「でも、いいんですか?」

私:「もちろん、はい」

私は昨日作ったコロッケを宍戸くんの口に入れる

宍戸:「…うめぇ。…すげぇ!これ手作りですか?」

宍戸は目をキラキラさせてAを見た

私:「うん、手作りよ。3人に喜んでもらえてよかった」

滝:「…。」

ーーーー
see you

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スマホが壊れる - とてもどうでもいい事なんですが、作者さんも中学生なんですね。私は高校受験を控えているんですが勉強する気が起きないんですよ。大変かも知れませんが無理をしない程度にお互い色々頑張りましょう! (1月4日 21時) (レス) id: e35b25b471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茶琥子 | 作成日時:2023年11月12日 0時

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