番外編2[榊家にお泊まり：1目・使用人side] ページ39
メイド1：「いらっしゃったわ…」
全使用人が外に集まる
門の外には"A"という女の子がいる
その子は前から私達の主人…旦那様と文通をしている方だ
あるパーティーを境に文通をし始めた。そのパーティーの日から旦那様は変わってしまった
そして、A様が来る1週間前まである噂が流れていた
『旦那様に恋人が出来た』
ー………ー
文通をはじめてしばらくした頃
メイド2：「今日も旦那様は手紙を書いているわ」
執事1：「一体誰に書いているのでしょうか…」
メイド1：「みんなが言うには"恋人"よね？でも、いつ恋人が出来たと言うの？」
メイド2：「確かにそうですけど…でも！あの表情！絶対恋人ですよ！」
メイド1：「あのパーティーから？」
執事1：「考えられるのはそのパーティーからですね」
メイド1：「でもたった1日…数時間の間に？」
メイド2：「貴族の間ではそういうものですよ！」
メイド1：「小説ではないんだから」
執事1：「カマをかけて見ましょうか」
ー………ー
執事1：「旦那様。最近お手紙を書いていらっしゃいますね」
榊：「それがどうした？」
執事1：「いえ…そんなに嬉しそうな顔で誰に書いているのかと…」
榊：「そんな顔をしていたか？」
執事1：「はい…」
榊：「ふっ…」
榊は笑みをこぼす
執事1：(やはり…恋人…)
ー…………ー
そして、恋人がどの様な人なのかという推測をする様になった
"美しく聡明な人" "病弱な人" "黒髪ロング" "外国人"
色々な噂が流れた
そして
ー………ー
榊：「来週の土曜日に客が来る」
執事1：「承知しました。女の方ですか？」
全使用人：ｺﾞｸﾘ…
榊：「そうだ。それとブランドのお菓子と紅茶も新しい物を」
全使用人：(女…恋人だ！)
執事1：「かしこまりました」
メイド1：「失礼な事をお聞きしますが…」
来た…ついに聞く時が来た
メイド1：「そのお客様は…最近お手紙でやり取りをされている方ですか？」
榊：「そうだ」
全使用人：(おぉ…！)
メイド2：「その方は恋人ですか!?」
榊：「…」
全使用人：「…」
少しの間、沈黙が流れる
使用人達は息を飲んだ
榊：「違う。佳瑚の所の娘だ」
全使用人：(佳瑚…確か、旦那様の知り合いの…)
執事1：「それじゃあ…今まで文通をしていたのは…」
メイド2：「子供って事…？」
ーーーーー
see you
番外編2[榊家にお泊まり：2目・使用人side]→←番外編1[榊家にお泊まり：6目・榊side]
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 157人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リアン - とても楽しく読ませて貰いました!こんな素敵な作品に会えて幸運ですね! (3月15日 4時) (
レス) @page20 id: fca60e1924 (このIDを非表示/違反報告)
茶琥子(プロフ) - 真理さん» 夢主ちゃんは日本人なので黒ですね。夢主ちゃんは完全に日本人だけど、どこの国でも美しいと言われる様な見た目をしていると思って欲しいです！詳しい見た目はこちら側では余り指定はしない…と思います。コメントありがとうございました！ (2022年4月22日 21時) (レス) id: cf417ed502 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 茶琥子さん的には、主人公の瞳の色は何色なんですか? (2022年4月20日 21時) (レス) id: e4b8da2006 (このIDを非表示/違反報告)
奈々ミン - この、作品めっちゃ面白いですね❗ (2022年2月5日 22時) (レス) @page13 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茶琥子 | 作成日時：2021年12月4日 22時
