オタクがテニプリ世界に転生したし､なぜか愛されてる!?

番外編1[榊家にお泊まり：1目・榊side] ページ33

お泊まり1日目
榊side

榊：(そろそろAが来る時間だな…)

そう思っていると使用人に呼ばれる

玄関の前に行くとAとその父親がいた。
父親の方は少し不服そうな顔をしている。この事をお願いされた時も、何だか機嫌が悪かったな。
Aの父親は私の後輩で、仲はいい方だった。が、嫁と娘の事になると面倒くさいやつだ。話が長い。たかが子供。そう思っていたのに。
パーティーで会ったあの日、溺愛している意味がわかった気がした。
手紙を通じて話しているうちに、この子のことを色々と知ることが出来た。

榊：「来たか」

するとAが私に抱きついてきた。こんなにも私の事を好いてくれるのは心地がいい。

ー………ー
使用人達がAを見てくる。やはり気になるのだろう。

お茶を用意するとAは嬉しそうだった。私がお茶を入れるところを見てキラキラとした目で見てくる。手紙でも好きだと言っていたからな。準備をしておいて正解だ。

ー………ー
散歩がしたいと言った。さっき庭を見ていたからな。庭に来て凄く喜んでいた。
ちょこちょこと歩く姿はとても可愛らしい。
するとAはつまずく。私は咄嗟に手を伸ばしAを支える。
転んで怪我をして欲しくなかった。私がAを抱っこするとAは抱きつき返して来た。

ー………ー
夜になった。もうAは寝る時間だ。
Aは一人で寝られると言っているが1人にするのは心配だ。

すると1人のメイドがAといると言った。

モヤッ

榊：「む…」

何だ、この感じは。

納得はしてないがAの寝る時間が遅くなるのはよろしくない。しょうがないがメイドに任せることにした

ー………ー
榊：「おい」

執事：「何でしょうか旦那様」

榊：「お前達はAの事を気にしすぎじゃないか？」

執事：「大切なお客様ですからね。普通でございます」

榊：「…。」

はたしてそうだろうか。

そして榊は眠りについた

ーーーーーー
榊監督の家には使用人がいるのだろうか…いたとしたら榊監督の事をなんて呼んでるんだろう…
しばらく榊sideが続きます
see you

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