14話[やるべき事：9目] ページ18
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父：「来週の土曜日から仕事で5日間、海外に行かなきゃいけなくなったんだ」
母：「えっ。私も仕事でその日から5日間いないんだけど」
父,母：「…。」
母：「お母さんにAを預けられるか聞いてみるわね」
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母：「ダメみたい…その日は旅行が入っててキャンセルできないって」
父：「こっちもダメだ。予定があるって」
母：「どうしましょうか…」
私：(別に1人でも大丈夫だけど…)
私：(誰も知り合いの中で私の事預かれる人いないのか…ん？知り合いで…？)
私：「太郎お兄ちゃんは？」
父：「え。」
母：「いいじゃない！榊さんはAの事気に入ってくれたんでしょ？」
父：「いや、予定入ってるかもだし…それに榊さん忙しいから…」
私：(太郎お兄ちゃんに会えるチャンス！)
私：「私…ひとり嫌だな。あっ、ごめんなさい。ワガママだよね。私1人でも大丈夫だから」
私は涙ぐんで下を向いた。演技力も鍛えてるんだぜ。ワイルドだろぉ？
母：「聞いてみるだけでもしてくれない？榊さんなら私も信用できるし」
ギリッという音がお父様から聞こえた。複雑な気持ちなんだろうな。
父：「…わかった」
ー………………ー
父：「大丈夫だって…」
私：(よっしゃぁぁぁ！)
私：「太郎お兄ちゃんに会える？」
母：「えぇ。Aの大好きな太郎お兄ちゃんに会えるわよ〜」
父：「えっ。だだ大す好き？」
私：(余計な事言うとめんどくさいから言わないでぇ！)
父は震えている。顔も怖い
私：(しょうがないなぁ)
私：「太郎お兄ちゃんも好きだけど」
父：「ぐぅ…」
父は苦しそうだ
私：「お父様はもっと大好き!!」
父：「A〜!!」
思い切り抱きつかれた。私はお父様の方が心配だよ…まぁ、太郎お兄ちゃんに会えるの楽しみだな！
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そして土曜日。今は太郎お兄ちゃんの家の前に来ている。
私：(私の家より大きい…豪華…凄い)
榊：「来たか」
私：「たろーお兄ちゃん!」
Aは榊に抱きつく
父：「あまり榊さんに迷惑をかけてはダメだよ」
私：(いっけね。調子に乗りすぎた)
私：「はい！分かりました。お父様もお仕事頑張ってね！」
そして私はお父様の頬にキスをした。お父様は驚き私に抱きついてきた。
父：「やっぱり、預けられない…」
私：(おいおい…)
何とかお父様を引き剥がし、私達は家に入った。
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see you
15話[榊家にお泊まり：1目]→←13話[やるべき事：8目]
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リアン - とても楽しく読ませて貰いました!こんな素敵な作品に会えて幸運ですね! (3月15日 4時) (
レス) @page20 id: fca60e1924 (このIDを非表示/違反報告)
茶琥子(プロフ) - 真理さん» 夢主ちゃんは日本人なので黒ですね。夢主ちゃんは完全に日本人だけど、どこの国でも美しいと言われる様な見た目をしていると思って欲しいです！詳しい見た目はこちら側では余り指定はしない…と思います。コメントありがとうございました！ (2022年4月22日 21時) (レス) id: cf417ed502 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 茶琥子さん的には、主人公の瞳の色は何色なんですか? (2022年4月20日 21時) (レス) id: e4b8da2006 (このIDを非表示/違反報告)
奈々ミン - この、作品めっちゃ面白いですね❗ (2022年2月5日 22時) (レス) @page13 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶琥子 | 作成日時：2021年12月4日 22時
