番外編I - 出逢い編 - ページ25
.
.
あれは、二年のはじめ。
甲斐「お前また一人かよ」
A「…違うよ」
一年はクラスが別で
二年のクラス替えで同じになって
それでもお互い友達がいるから
特別話す事はしなかったけど
偶々、さくらがトイレへと立っていて
尚且つお昼でクラスの人数は疎ら
そんな時、甲斐が私の席の前に座った。
甲斐「飯は？」
A「友達来てから」
甲斐「ふーん」
A「そっちこそボッチじゃん」
甲斐「今飯買いに行ってんだよ」
そう言う甲斐に、お前も行けよ。
なんて思いながら
さくらの帰りを待ちながら
音楽を聴いてると
甲斐「…分かんねぇ」
片っぽ外したイヤホンを
甲斐が自分の耳にはめて、分かんないと呟く。
…そりゃ、貴方好きそうじゃないじゃん
甲斐「誰」
A「____ってグループ」
甲斐「知らね」
知らないんかい。
「お、甲斐！」
分かんねってイヤホンを外す甲斐。
それと同時に今度は甲斐を呼ぶ声がした。
その声の主の足音が、
背中からでも近づいてくるのが分かって
石倉「こっちに居たのかよ！」
それが、甲斐と仲良しの
石倉くんと須永くん中尾くんだって事も
何と無く察して、
目の前に来た三人に、ああやっぱな
そう思った。
石倉「知り合いなんだっけか」
甲斐「あぁ」
パンやジュースを持った石倉くんと
ただ突っ立ってる須永くんと中尾くん。
甲斐と話してる。
それだけなのに、目の前に男子がいるだけで
人見知りを発揮しだした自分に
石倉「よろしくな！」
中尾「よろしく」
甲斐「こいつ人見知りだから」
石倉「まじ？そんな感じしてた」
須永「何だよそれ」
挨拶をされて、頭を下げて
精一杯な自分とは裏腹に
笑ってる四人。
…なんだ、この人たち
そう思った。
明るい石倉くん
優しそうな中尾くん
クールそうな須永くん。
これが、
出逢いだった________
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あおいそら(プロフ) - 重岡ゆう毅さん» わざわざありがとうございます(_ _) (2019年3月12日 8時) (
レス) id: 148be5f7db (このIDを非表示/違反報告)
あおいそら(プロフ) - 雛乃さん» そうですか、よかったです！ (2019年3月12日 8時) (レス) id: 148be5f7db (このIDを非表示/違反報告)
雛乃(プロフ) - 重岡ゆう毅さん» 多分長押ししてしまったかもしれないです、、今確認した変換できてましたら (2019年3月11日 22時) (レス) id: 1f1a1dc789 (このIDを非表示/違反報告)
雛乃(プロフ) - あおいそら�さん» こちら側のバグだったみたいです！今確認したら変換できてました！すいません… (2019年3月11日 22時) (レス) id: 1f1a1dc789 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - 雛乃さん» いきなりすみません汗 もしかして、お話を長押しして選択したりしてませんか？私も以前Aとなったことがあったので… (2019年3月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおいそら
| 作成日時：2019年2月27日 12時
