Real Hostage-3年A組- Ⅲ (ページ7)

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case6-7 ページ7

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柊「皆さん、先日は
突然のカミングアウトに驚かれた事と思います」

恐らく、先生の電話相手は他の先生方。

先生は、デマではなく、

あなた達の中に
フェイク動画をベルムズに依頼した犯人がいる。

そう続けた。

柊「僕もそう思いたかったですよ

そこで今日は、
皆さんに課題を与えたいと思います」

先生の会話からして、

犯人なんか居ない。そう言う先生方に
僕もそう思いたかった

そう言っているんだと思う。

柊「景山澪奈のフェイク動画をベルムズに依頼した
ハンターは、今夜8時までに名乗り出てください

名乗り出なかった場合

教室を爆破します」

またそう続けた先生の言葉に
昨日の今日で落ち着いていたみんなが

また騒ついた。

柊「生徒の命は教師の皆さんにかかっています

いい知らせを待ってますよ。

では」

さくら「今のどう言う事ですか」

そう言って電話に切った先生に
さくらがそう語りかける。

柊「言った通りだ。
ハンターなる人物が名乗り出なければ

教室を爆破する」

石倉「俺たちは勿論避難、出来るんだよな？」

俺に協力してくれ
そう言った先生に

だから自分達は助かる。
そう言った石倉の言葉に、先生は黙り込んだ。

兵頭「何黙ってんだよ！！
俺たち手組んだんじゃねぇのかよ！！」

柊「勘違いするなよ
お前達と仲間になったつもりはない

俺がお前達に協力を求めたのは真実を暴くために
命を差し出してほしい

そう言う意味だ」

…無茶苦茶だ

そんな先生の言葉に謎が増す私をよそに
数人がスマホに手を掛け始めたのが見えた。

…助け、呼ぼうとしてる？

柊「はい、携帯ストップ」

でもそれは、1日目と同じように
先生が腕のリモコンに手を添えて止めた。

柊「やっぱり携帯持たせとくのは危険だな。

これから鞄と携帯を回収する」

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