Real Hostage-3年A組- Ⅲ (ページ15)

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____19:50

ぼーっと、あの後もずっとこうで

さくらが夕飯を取りに先生の所へ行ってたらしく
トイレから戻ると、夕飯を渡された。

そこで、顔色が悪いなんて心配されたけど

それでもぼーっと、只々時間が過ぎていた。

柊「そろそろ時間だなぁ、

ほぉ、お前手たちの本命は坪井先生か」

教室に入ってきた先生は
黒板を見ながらそう呟いた。

…もう、誰でもいいから早くして

柊「そう言えば水越、
お前が投稿した動画見たよ。

ネットですごい反響だぞ」

…動画、？

その言葉にみんなの不思議そうな声が飛ぶ。

唯月が涼音に聞いても答えなくて
先生はスマホである動画を流し始めた。

____『魁皇高校3年A組元水泳部の水越涼音です

私は水泳部の顧問、
坪井先生に執拗なセクハラとパワハラを受けました

フェイク動画を作ったのは
坪井先生に違いありません』

動画の中で、涼音はそう語ってた。

…また、証拠もないのに。

柊「この動画を見たら、
みんな坪井先生が犯人だと思うだろうな」

そう、先生は
坪井先生がネットで凄く批判されてると続けた。

それに涼音は、いい気味だと
本当の事だと笑った。

…でも、違う。
多分、先生を見る限り

坪井先生は犯人じゃない。

何故か分からないけど
そんな考えが頭には浮かんだ。

柊「みなさーん、お久しぶりです」

そんな等の先生は、電話とパソコンを繋げ
パソコンでテレビ電話をかけ始めた。

相手は、武智先生の電話。

柊「えー、まもなく8時になります

景山澪奈のフェイク動画をベルムズに依頼した
ハンターさん！

名乗り出てください」

そう、武智先生の電話越しに
先生方に語りかける。

それでも、武智先生がそんな人は居ないと
そう言うから

柊「そうですかぁ、残念です。

では、これから教室を爆破します」

また、爆破される。

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