Real Hostage-3年A組- II (ページ34)

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case5-3 ページ34

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さくら「完全に乗り遅れた…」

花恋ちゃんの声に
みんなが美術室へ向かって

それについて行けなかったさくらが
そう呟いた。

さくら「A行かないの？」

A「うん」

さくらと二人になった教室で
ぼーっと先生を眺める。

先生…

____『何から話そうか、そうだなぁ、

まず、景山は自殺じゃない』

____『…はぁ？』

____『景山は、殺された』

____『…』

____『俺はその真実を
白日の下に晒したいんだ』

____『…景山の死は、誰でもあり得た事なんだ』

____『え？』

____『偶々景山だっただけで、
お前だったかもしれない。

他のクラスメイトだったかもしれない』

____『それに、この事件はまだ終わってない
ここで解決しなけらば、また次の犠牲者が出る』

____『…でも、
それとこれって何か関係あんの…？』

____『…お前なら分かるだろ、
警察は加害者を特定出来ない

だから世間を使って炙り出す。

その為に大勢の人に興味を持ってもらう事、
その為の立てこもりだ』

____『お前は俺の薬の事知ってるだろ？

あれは、病気だから飲んでる。
もう、そう長くない。

だからこそ、景山の事件を通して
お前達に、何が大切で守らなければなからないのか

学んでもらおうと思ったんだ
お前達の教師として』

早く、

____『それでだ、
お前にはもう少し手伝って貰いたい』

____『俺に何かあったら、
この人と連絡を取ってくれ』

____『…誰』

____『刑事の五十嵐警部だ』

____『だから" I "』

____『そうだ』

____『あと、お前の他にもう一人
所謂内通者がいる』

____『…逢沢くん、とか？』

____『…あぁそうだ。流石Aだ』

私なんかが先生の役割果たせる訳ないんだから

逢沢くんだってそう

だから、

早く_________

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