Real Hostage-3年A組- II (ページ33)

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case5-2 ページ33

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____ブーッブーッ

さくら「あ、先生の携帯」

石倉が逢沢くんにスイッチを渡した直後
先生の携帯が鳴った。

その画面には

さくら「I…」

" I " と表示されていて

A「……」

未来「出な」

未来ちゃんに促され
さくらは耳に携帯を当てる。

それに耳を近づけて
私も聞けるようにすると

『今、郡司がフェイク動画の件を探ってる

これもお前の計画通りか？』

さくら「計画？」

男の人の声がして

さくらの声を聞いたからか、
直ぐに切られてしまった。

…郡司って、警察の…

さくら「計画ってなんだろ…？」

香帆「生徒以外にも
ぶっきーの協力者がいるって事？」

甲斐「そう言えば
内通者ってまだ誰だか分かってねぇよな」

石倉「んなことより携帯だろ携帯！」

計画に内通者

そんなのお構いなしの石倉が、
さっきから一人で盛り上がってると思えば

さくらから携帯を奪い取って

石倉「これで助け呼べばいんだよ！」

石倉「…でも、掛けたら爆発とかしねぇよな？」

…それは、

逢沢「先生の携帯ならあり得るかも」

それに、逢沢くんが答えて
石倉は慌てて逢沢くんに携帯を押し付ける。

花恋「みんな！準備室が開いたよ！」

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