Real Hostage-3年A組- II (ページ23)

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case4-9 ページ23

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柊「お前は本当悪い子だなぁ？」

先生に呼ばれて、
甲斐の心配そうな顔を見ながら

言われるがまま準備室に入ると
先生は座りながらそう呟いた。

柊「携帯隠し持ってなんて驚いたよ」

A「……」

柊「じゃあ、どうしようか」

そう、笑いながら話す先生。

…先生、

A「もうよくないですか」

柊「……」

いい加減にしてください。

もう、いい加減、

柊「そうだな」

A「…」

柊「お前はよくやってくれた」

真実を話してください。

柊「何から話そうか…

そうだなぁ、」

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柊『橘』

A『…はい？』

3月1日、の前の日

帰ろうとした私を、先生が後ろから止めた。

柊『ちょっといいか』

そう言って、
美術室に入っていく先生の後に続いて

美術室の中に入れば、準備室へと入っていくから

A『何ですか』

その手前で止まって、そう語りかけると

柊『…橘、お前は何があっても俺を信じろ』

A『…は？』

そんな変な事いきなり言われて

柊『明日、何があっても俺を信じろ

いいな』

A『明日なんかあるんですか』

柊『そうだ。

俺が携帯を回収する際
お前は携帯を忘れた事にして、隠し持ってろ』

A『…意味わかんない』

柊『お前の兄貴は刑事だろ
もし、兄から連絡が来たら、情報を伝えろ』

A『…なんか事件でも起こす気ですか』

柊『…伝える情報は、俺が指示する。いいな』

A『なんか変な事するならやりませんよ』

柊『…あと、マインドボイスに書き込め』

A『いやだから、てかやってないです』

柊『今から入れろ。それも俺が指示する。

絶対他の生徒には携帯見られるなよ』

A『…全っ然意味わかんない
先生自分で出来ないの？』

柊『お前がやるから意味があるんだ

いいか、

何があっても、

俺を信じろ_________』

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