Real Hostage-3年A組- II (ページ21)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:461,347 hit

case4-7 ページ21

.

甲斐…

さくら「傷害事件？」

先生が出て行った教室で

またさくらの元へと集まっていた。

さっきの事もあって
後ろの自分の席は居づらい。

香帆「ほら、前にぶっきーが話してたじゃん」

そこで、香帆が甲斐についての話を掘り出した。

____『警察沙汰になった奴がいる』

____『甲斐が起こした傷害事件か
まぁ、でも、確かにそれも関係なくはない』

その事が関係あるのでは、と。

逢沢「それって景山を助けた事件だろ？」

香帆「え、？あの事件に澪奈関わってたの？」

逢沢「あぁ。不良グループに
攫われそうになった所を甲斐が助けたんだ

俺も先生との会話を撮影してる時に知ったんだ」

…それ、知らない

傷害事件のことは甲斐が喧嘩をしたって、

逢沢「景山は甲斐に凄い感謝してたよ

恩人だって」

…そう、だったんだ

香帆「え、ちょっと、何やってんの、」

逢沢くんの言葉を聞いて、
さくらは教室の後ろにいる甲斐の元へ走って行く

そして、お礼を言い始めている。

…本当、いい子なのかお節介なのか、

さくら「私でよければ相談のるし、
力になれる事があれば協力するから、」

甲斐「何言ってんだよお前
何も知らねぇくせに首突っ込んでんじゃねぇよ！」

でもそれが逆に
甲斐を怒らせてしまったようで

甲斐が教室から出て行ってしまう。

唯月「あーあ、甲斐のやつ拗らせちゃったよ」

愛華「これで甲斐が黙り決め込んで
こん中から10人死んだら、

あんたのせいだからね」

それに唯月や愛華がさくらを責めて

未来「何もしてないのに偉そうな事言わないでよ」

華「茅野ちゃんはあんた達よりよっぽど
この状況を何とかしようと頑張ってるよ」

でも、華と未来ちゃんがさくらを庇って

香帆を入れて4人で
何やら仲直りしだした。

さくら「あの、早速だけど、
みんなに話したい事があるから、」

そして、
さくらが3人を連れて廊下に出て行く。

…何やんの、あの子

さくら「A、来て」

チラッと、

さくらの席にずっと居た私は
廊下で円陣を組みだした4人を眺めていると

さくらが顔を上げて私を呼んだ。

香帆「いや、何で円陣？」

さくら「いいからいいから、
こういうの大事だから」

渋々4人の元に行くと
グイッと肩を組まれて、その輪に入れられる。

さくら「で_________」

.
.